細田守監督の最新作、ふたたび“ネット世界”が舞台に！『竜とそばかすの姫』2021年夏公開
『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)、そして『未来のミライ』(18)。過去作すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、『未来のミライ』ではアニー賞受賞＆米国アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートなど、世界中の観客を魅了し続けてきたアニメーション映画監督・細田守。自身が設立した「スタジオ地図」が創立10周年を迎える2021年夏、待望の最新作『竜とそばかすの姫』が公開されることが明らかになった。
その中身はまだ秘密のベールに包まれており、明らかになっているのは、タイトルと、物語の舞台となる、全世界で登録アカウント50億人を突破するインターネット世界“Ｕ”を描き出した1枚のコンセプトアートのみ。
これまで細田監督は、『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム！』(00) 、そして代表作である『サマーウォーズ』 で、 発展しつつあるインターネットやデジタル技術が人々の生き方をどう変えていくかを描いてきた。しかしすでに『サマーウォーズ』から12年。細田監督は、最新の知見に基づいて、改めてネット世界に題材をとり、現代に切り込もうとしている。タイトルに込められた「竜」とは、そして「そばかすの姫」とは、いったいなにを表現しているのだろうか。
青春、家族の絆、親子愛、種族を超えた友情、命の連鎖…過去の様々な作品テーマのなかで細田監督は、「困難に直面しながらも自らの勇気で一歩を踏み出し、懸命に未来へむかって生きる人間の姿」を一貫して見つめ続けてきた。
世界中の人々がかつてない困難に直面した2020年が暮れようとしているなか、細田監督は本作で、2021年に向けて、希望と勇気の物語を紡ぎだしてくれるに違いない。
文/編集部
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