明石家さんま初プロデュース劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』公開決定!
<スタッフコメント>
●明石家さんま(企画・プロデュース)
「西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに『サラバ!』が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、『かわいいね』『儲かりまっか』『明石家さんま』という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは"明石家さんま”が出てくる話やなと思って、 買って読んだら、その1行しかでてこなくて(笑)。
その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで『漁港の肉子ちゃん』に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。
『漁港の肉子ちゃん』はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。
最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。
今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。
●西加奈子(原作)
「(さんまプロデュースでアニメ映画化の話を最初に聞かれた際について)さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした。
(初めて会った際のさんまの印象)直木賞をいただいた後に、『さんまのまんま』という番組に出演させていただきました。 初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で『めちゃくちゃ大きな祭』を見ているような気持ちになりました。
(小説「漁港の肉子ちゃん」はどのような思いで書かれたか?)私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした」
●渡辺歩(監督)
「さんまさんがアニメーションにチャンスをくださったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただくたびに“気付き”をくださいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなる様な映画を目指したいです」
文/タナカシノブ