『ジョゼと虎と魚たち』で共演の中川大志と見取り図が爆笑トーク!「M-1は震えながら観ていました」
公開直後から「3回も泣いた」、「あきらめない姿が心に響く!」、「勇気をもらった!」など多数の感動の声が寄せられ、心温まる作品として話題沸騰中のアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』(公開中)。公開記念スペシャルサイトも展開中のMOVIE WALKER PRESSでは、主人公の鈴川恒夫役の中川大志、西田店長役の盛山晋太郎(見取り図)、駅員役のリリー(見取り図)にインタビュー!お互いの印象やアフレコ時のエピソード、本作のテーマ“夢”そして“絵”について語ってもらった。
「なにを言ってもツッコんでくださるのが、すごく心地良い」(中川)
――映画にも登場する“海遊館”で行われた大ヒット祈願イベントでリモート共演を果たしていますが、本日実際に会ってみた印象を教えてください。
盛山「(中川さんは)すごく素敵な方です。気楽にしゃべってくれるし、リモートで感じた倍、いや10倍20倍は爽やかだと思いました。もうすっかりなじんでしまって、おこがましいのですが、いまや“サンコイチ”な気分です」
中川「ありがとうございます!僕はお笑いがすごく好きで、前回のリモート共演の数日後がM-1(グランプリ2020)の決勝だったのですが、自分のことのように震えながら観ていました。すごく笑ったし、感動もしました。今日、ようやく初めて対面で会うことができて、すごくうれしいですし、イメージ通りの楽しい方たちでした」
盛山&リリー「ありがとうございます!」
中川「なにを言ってもツッコんでくださるのが、すごく心地良くて。イベントでは観客の皆さんも和んでくれて、すごくやりやすいだけでなく、心強かったです」
リリー「普段、大阪で芸人をやっていると、俳優さんやタレントさんにはなかなかお目にかかる機会がなくて。ほんまもんの男前を見た、これが本物だと再確認させていただきました」
盛山「会った瞬間、推し俳優は中川大志に代わりました(笑)」
中川「ありがとうございます!」
「大志くんの演技を参考に精進しておきます」(盛山)
――演じたキャラクターについてはいかがですか?
盛山「大志くん演じる恒夫のアルバイト先の西田店長は、人にやさしくて夢に向かう恒夫の背中を押してあげるというキャラクター。大阪弁を話して、一見気怠そうな雰囲気だけど、実はやさしいところが、僕に似ているんじゃないかと(笑)」
中川「恒夫に対して近寄りすぎず、突き放しすぎない。距離感が絶妙なところがいいですよね」
盛山「そうそう。演じた僕より西田店長の良さをわかっている大志くん。さすがですわ。駅員(役のリリー)はどうやねん!?」
リリー「俺?」
盛山「お前以外に、おらんやん!一言しかセリフないのに、なんで一緒にインタビュー受けてんねん」
リリー「声優は初挑戦でしたが、こんなに難しいんだと思いました。大志くんはうまいな、すごいなと思いました」
盛山「おまえが“大志くん”って呼ぶなや!くん付けやめろ」
中川「アハハハ」
リリー「とにかく勉強になりました。今後、アニメの見方が変わってくる気がします。声優目線で観るというか…」
盛山「たった一言しかセリフ言ってないのに偉そうに。お前とギャラ一緒やったら、信じられへんわ」
リリー「僕の方が一言の重みがあるから、ギャラ、多いかも知れん…」
中川「実は、駅員さんがリリーさんだって、観終わるまで全然気付きませんでした(笑)。それくらいなじんでいるという意味で。見取り図さんが出演されていると(アフレコした)後から聞いて、リリーさんはどこに出ていたのかなと思いながら観ていたんです。盛山さんは声ですぐにわかりました」
盛山「うれしい!役作りとかってどんなふうにやっているの?」
リリー「食べ物からかな?」
盛山「お前の役作り、いらんわ!食べ物って、ボクサーか」
中川「(笑)。恒夫は僕と同い年で、監督からも自分のしゃべり方に近いトーンにしてほしいというリクエストがあったので、リラックスして、自然体でやることを心がけました。ただ、自然体が一番難しいんです。力を抜きすぎると、映像とのバランスが悪くなります。アニメ的なセリフの表現、メリハリがあるので、その塩梅は試行錯誤しましたね」
盛山「大志くんの声を聞きながらアフレコしたんですが、次元が違うと思いました。初めてなので、勉強させてもらうつもりで挑みました。特徴的な声なのに、オファーをいただいたことはとてもありがたかったです。今後、いつお声がけいただいても対応できるように、大志くんの演技を参考に精進しておきます」
中川「盛山さんの声、すごく印象に残るし素敵です」
盛山「ほんまですか。めっちゃうれしいです」
中川「リリーさんは、舌打ちをさせたら日本一ですね」
リリー「舌打ちのシーンは一発OKでした」
盛山「当たり前や、誰でもできるわ!」