『ジョゼと虎と魚たち』で共演の中川大志と見取り図が爆笑トーク!「M-1は震えながら観ていました」
「次回はジョゼ役もできそうです」(リリー)
――中川さんも含めた3人のやり取り、いいですね。型ができ上がっている感じです。さて、本作では絵も重要な要素となっています。先日のイベントでも絵を披露されていましたね。リリーさんは美術の教員免許も持ってらっしゃいますよね。
中川「僕は小さい頃から絵を描いていて、小学校の時は図工の時間、中学、高校では美術の時間が好きでした。友だちやおじいちゃん、おばあちゃんの似顔絵とかもよく描いていました」
リリー「教員免許は持っているんですけど、絵の出展などの経験はありません。でも、絵に助けられた経験はあります。そういう意味で、ジョゼとは通じるところがあるので、次回はジョゼ役もできそうです。役と自分を重ね合わせて…」
盛山「ジョゼ役て!ほんまにもうしゃべんなや(笑)」
――盛山さんも絵を描きますか?
盛山「僕も絵は大好きです。落書き程度ですが、描きますよ。ジョゼの絵はきめ細やかで、繊細で。映画としてだけでなく、絵の作品としてもすばらしいと思います。アニメーションの風景描写もすごくきれいですしね」
「僕の気持ちを尊重してくれる程よい距離感を保ってくれた」(中川)
――恒夫やジョゼは周囲の支えもあって、夢に向かって進んでいきます。誰かに支えられた経験、感謝している人を教えてください。
中川「両親ですね。10代の頃から仕事をしていたので、学校との両立に苦しんだ時期もありました。でも、僕の気持ちを尊重してくれる程よい距離感を保ってくれたので、自分の意思でやりたいようにやらせてもらった気がします。とても感謝しています」
盛山「いまも昔も、支えてくれているのは劇場です。劇場があるから漫才ができるし、借金で家賃が払えなければ勝手な寝泊まりも許してくれる。ありがたい存在です」
リリー「先輩です。仕事をはじめて5年目くらいまでは、本当にお金がなくて。吉本には先輩が後輩におごるというシステムがあるので、売れている兄さんを待ち伏せして、たくさんおごっていただきました。いっぱい助けてもらいました」
――舞台は大阪ということで、見取り図のお2人が中川さんを連れて行きたいおすすめスポットを教えてください。
盛山「難波の千日前です。吉本の劇場や建物がたくさんあって、別名“吉本町”と呼ばれています。そのあたりを歩いて欲しいです」
中川「劇場やその周辺、すごく興味があります」
リリー「いつでも来てください、案内します」
中川「うれしいです。屋台のようなところで飲みたいです」
盛山「歌舞伎座裏、通称“座裏”とかがおすすめです。屋台のようなところも、おしゃれなところもあって…」
中川「裏原みたいな感じですか?いいですね。そういう雑多なところで飲んでみたいです」
盛山「大志くんが来るなら。良いところの個室を予約します(笑)!」
取材・文/タナカシノブ