窪塚洋介の息子、窪塚愛流が『ファーストラヴ』主題歌MVに出演!「夢が実現できてうれしい」
第159回直木賞を受賞した島本理生の同名小説を、北川景子主演で映画化した『ファーストラヴ』(公開中)。父親を刺殺した女子大生に取材を重ねながら動機なき事件の真相に迫る公認心理師が、やがて自身の封じ込めていた過去と向き合う本作。その主題歌となっているUruの「ファーストラヴ」のミュージックビデオに、映画劇中で主人公の由紀の夫、真壁我聞を演じる窪塚洋介の息子、窪塚愛流が出演していることが明らかになった。
ドラマ「中学聖日記」や「テセウスの船」の主題歌で注目を集めたシンガー、Uruが本作のために書き下ろした楽曲「ファーストラヴ」は、映画と同じく堤監督がメガホンをとり、これがミュージックビデオ初出演となる北川景子が由紀役として再登場。由紀がひとり思い悩んでいた中学生の頃を回想するという、『ファーストラヴ』の後日談といえるアナザーストーリーが展開していく。
そのなかで、川沿いをうつむきながら歩く中学生の由紀がふと顔を上げると、ひとりの少年がこちらを見つめているシーンが。後に夫となる我聞を彷彿とさせる、その少年の優しい微笑みが、硬くこわばっていた由紀の表情をほころばせていくという、思春期の淡い記憶と現在とが交錯するエモーショナルな仕上がりに。先日解禁されるや大きな反響を巻き起こしている。
その少年役を演じているのは、窪塚の息子で俳優やモデルとしても活躍している窪塚愛流。今回ミュージックビデオに初出演を果たした愛流は「初めてこの曲を聴いた時に気持ちが揺さぶられ、心をなにかにつかまれるようで感動しました。ミュージックビデオに出たいという夢が実現できてとてもうれしいです」と喜びのコメント。そして、「堤監督からはひとつひとつ丁寧に指導していただき、父とは“真壁我聞”という役がどんな人生を送ってきたのかを話し、『楽しんで』といって送り出してもらい撮影に臨みました」と充実したミュージックビデオデビューを振り返った。
映画のストーリーとリンクする、由紀と我聞の淡い思い出が描きだされる今回のミュージックビデオ。是非とも映画本編とあわせて堪能し、窪塚洋介&愛流親子のクロスオーバーを目撃してほしい。
文/久保田和馬