柳沢慎吾、“ひとりアオラレ”を披露!井上咲楽「元気をもらえる。こういう大人になりたい」
ラッセル・クロウが悪役を演じる主演最新作『アオラレ』(5月28日公開)の公開記念トークショーが5月12日にニッショーホールで開催され、柳沢慎吾、井上咲楽が出席。サービス精神と元気いっぱいにトークを繰り広げる柳沢を目の当たりにした井上が、「元気をもらえる」とにっこり。柳沢は“ひとりアオラレ劇場”まで披露し、会場を喜ばせた。
本作はラッセル・クロウ扮する謎の男に、ヒロインがアオリ運転で追い詰められていく姿を描くアクションスリラー。柳沢は「登場人物があまりいなくて、ストーリーがわかりやすい」と口火を切り、そのうえで「観ている方も『こんな展開になるの!?』というクライマックス。びっくりするよ!」と映画を堪能した様子。井上も「手がつりました。ラッセル・クロウの狂気的な演技を、手に汗握って見た。緊張がすごかった。何度も心臓が止まりそうになりました」とラッセルの怪演に恐怖を味わったという。
あおり運転の恐怖が描かれる本作だが、柳沢は「イライラしているストレスが、(劇中の)事件の発端になってしまう。ドライバーの思いやる気持ち、譲り合う気持ちが大切。僕が運転する時は、必ず自動車警ら隊、通称“自ら隊”だから。安全運転の“はやぶさ”」と警察組織名をあげながら自らの運転スタイルを語り、「無事故無違反。5年間、ゴールド免許です。だって焦ったってしょうがないじゃん」とコメントしていた。
身振り手振りを交えて話す柳沢を見て、井上は「いつになっても、私も元気でいたいなと思いました」と惚れ惚れとし、裏でも「元気いっぱいだった」と柳沢の素顔を暴露。「元気をもらえる。こういう大人になりたい」と話す。「それだけが取り柄なんですよ」と大喜びの柳沢は、「でも数時間がいいよ。3か月、半年もずっと一緒にいると痩せるよ。ぐったりしちゃう」と自虐を交えながら、「でも人間、楽しく生きなきゃ!」と明るい笑顔を見せていた。
本作主演のラッセル・クロウとは「俺より、2つ下。俺が中3の時、中1だよ!」と驚きの声をあげた柳沢。「びっくりした。俺、若くない!? 俺、いくつに見えます?」と意気揚々と井上に尋ねたが、井上は「しゃべらない見た目だと、63歳」と回答。柳沢は「言い過ぎだよ。59歳です」と肩を落として、会場の笑いを誘っていた。
“ひとり甲子園”や“ひとり警視庁24時”などのモノマネネタも得意とする柳沢だが、この日は劇中シーンのモノマネとして“ひとりアオラレ”を披露するひと幕も。これには井上も「(劇中の)シーンを思い起こしました!」と大喜びだった。イベントが終了して司会が降壇を促しても、柳沢はひとりステージに残り「お忙しいなか、今日はありがとうございました」と報道陣に向かって大きな笑顔。「さっきやり忘れた」と“ひとり警視庁24時”を実演したり、「あばよ!」とキメ顔をしてみたりと、名残惜しい気持ちをあふれさせて会場を盛り上げていた。
取材・文/成田おり枝