新宿や秋葉原、浜離宮恩賜庭園から全国へ！『唐人街探偵 東京MISSION』の大規模ロケをマップでたどる

殺人事件の現場となったのは風流な日本庭園が広がる浜離宮恩賜庭園

ヤクザの組長、渡辺(三浦)と会談し、マフィアの会長が殺害された場所、居水堂があるのは、江戸時代から続く徳川将軍ゆかりの庭園とロケ地マップでも紹介されている浜離宮恩賜庭園。都心のオアシスという言葉がぴったりな趣深い“和”な空間で、ハゼやクロダイが棲む広大な潮入の池やその中央に位置する中島の御茶屋、2つを結ぶお伝い橋が風流を感じさせる。居水堂は御茶屋で撮影され、完全密室の状況下で、事件の真相と真犯人を推理することが本作のカギとなる。ロケに際しては、御茶屋とお伝い橋に、その風情をそのままに特別史跡である施設の保護も行い装飾を施している。映画で描かれた居水堂と、現実の中島の御茶屋との違いを探してみるのもおもしろい。

コスプレパレードが催される秋葉原で、妻夫木聡やトニー・ジャーもコスプレ披露！

事件の捜査中、被害者の秘書だった小林が何者かに誘拐され、犯人は総額3億円を要求。金の受取場所としてコスプレパレードへ来るように指示されたタンとチン、野田の3人は、ジャックとも協力関係を結び、彼女を救うために奔走する。

おそろいのコートを羽織って、パレードへ向かう4人が並んで闊歩するシーンは、西新宿1丁目のヨドバシカメラなどがある通りがロケ地に。パレードの場所になったのは、日本のサブカルチャーが集まる電気街の秋葉原。大勢のコスプレイヤーや様々なキャラクターを模した山車が目を引くなか、4人もコスプレ衣装で登場する。ノリノリであの有名キャラにも扮するなど、爆笑必死なシーンになっている。ロケ地マップ内にも撮影の模様を収めたショットや、パレードの光景を映した写真を紹介しているので要チェック。

秋葉原では、つくばエクスプレス「秋葉原駅」駅構内も使用。タンとチン、野田が空港から地下鉄に乗り、降車した駅構内での会話や歩行の様子を撮影している。

東京ではこのほか、東京タワーやレインボーブリッジといったランドマークも登場。ジャック役のトニー・ジャーが橋の上から船に飛び移り、水着の美女から水上バイクを奪って走りだす一連のシーンは浅草橋＆柳橋を使用しており、『マッハ！』(03)などで知られるジャーの世界的アクションスターとしての片鱗も確認できる。