阿部寛が警察音楽隊で楽器を演奏!『ミッドナイトスワン』内田英治監督の新作映画で鬼刑事役に
第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞ほか数々の賞を受賞した『ミッドナイトスワン』(20)の内田英治監督による新作映画『異動辞令は音楽隊!』の製作が決定。先日までTBS日曜劇場「ドラゴン桜」に出演していた阿部寛の主演で、この夏撮影が行われることがわかった。
本作は内田監督のオリジナル脚本によるヒューマンドラマ。YouTubeで警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像を偶然目にした監督が、その音楽隊のメンバーに、わき目もふらずに一心不乱に働いてきたミドルエイジたちの奮闘と生き様のイメージを重ねあわせて生まれたのだという。阿部は捜査一課に所属する仕事一筋の鬼刑事を演じる。
犯罪捜査一筋の成瀬司(阿部)は部下にやたら厳しく、犯人逮捕の為なら法律すれすれの捜査も辞さない男。高齢者を狙った“アポ電強盗事件”が相次ぐなか、令状も無いまま勘だけで疑わしい人間のパワハラ捜査をしていたが、そのコンプライアンスを無視した行動が仇となり、突然上司から“警察音楽隊”への異動を命じられてしまう。
今作では楽器も演奏することになる阿部は「これまで演じてきた刑事役とはまた一味違った役どころですのでそういった意味でも新鮮さをもって挑んでいきたいと思います」と心境を語っている。一方、阿部と初めて会った際「『この役にぴったりだ』と手を叩きそうになりました」と明かす監督は「ひとつの価値観が一瞬にして崩れると人はどうなるのか。中年が持つ危機感と悲哀を見事に演じてくれるはずです」と阿部への大きな期待を寄せている。
2022年夏全国での公開予定で、今年8月上旬からクランクイン。国民的俳優と映画界の新鋭のタッグでどんなドラマが展開していくのか?今後の続報を楽しみに待とう。
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