“国民の彼氏”と呼ばれる圧倒的人気!イケメン韓流俳優パク・ボゴムを知っている?
動画配信サービスなどの充実により手軽に観られるようになったことで、もはやブームを通り越して定番と化した韓国の映像コンテンツ。自然と俳優たちにもこれまで以上に熱い視線が注がれているが、実力とルックスを兼ね備えた俳優たちが次々と現れる戦国時代の様相を呈しているのも事実。そんななかでも絶大な人気を誇っているのが、韓流新四天王の一人として名前が挙げられることも多いパク・ボゴムだ。
ドラマを中心に活躍してきたため、映画ファンにはあまり聞きなじみのない名前かもしれないが、7月16日から公開されているSF映画『SEOBOK/ソボク』では、コン・ユと並んで主役を務めているので、いまこそ彼のキャリアを振り返っていきたい。
さわやかなルックスで“国民の彼氏”としてヒット作を連発
1993年生まれ、現在28歳のパク・ボゴムは、日本で『見えない目撃者』(19)としてリメイクされた2011年の『ブラインド』で役者デビュー。この作品では、ヒロインと同じ施設で育った弟的存在で、彼女が盲目となるきっかけの交通事故で帰らぬ人となる重要な役に抜擢。橋桁に宙ぶらりんの車から必死の表情で助けを求めるなど、短い出演時間ながらも顔を覚えてもらうには十分なインパクトを残した。
2013年には金持ち一家に生まれたワガママ三姉弟が、ある日突然一文無しになるというハウスコメディ「ワンダフル・ラブ〜愛の改造計画〜」で連ドラデビュー。三姉弟の末っ子で、夜な夜なクラブで遊んでいる自由気ままなプレイボーイという鼻につくようなキャラクターも、母性本能をくすぐるようなくしゃっとした笑顔と抜群の愛嬌で魅力的な男に昇華してみせた。
順調なキャリアを築いていくなかで一躍脚光を浴びたのが、当時の韓国ケーブルテレビの最高視聴率を叩き出した「恋のスケッチ~応答せよ1988~」(15〜16)だ。1988年のソウルを舞台に、18歳になった5人の幼なじみの関係を描いたラブコメで、ボゴムは天才囲碁棋士だが、囲碁以外はもっぱらダメで周囲に世話を焼かせている青年テク役で出演。おかっぱヘアでほのぼのとしたかわいらしい見た目とは裏腹に、ヒロインの肩を不意に抱いたり、キスをしたりと男らしい一面を見せつけ、お茶の間をドギマギさせた。
勢いそのままに2016年には、19世紀の李氏朝鮮時代が舞台の時代劇×恋愛ドラマ「雲が描いた月明り」でツンデレな世子になりきり、ついに連ドラ初主演。最近では俳優を目指すモデルを演じたNetflixで独占配信中の話題作「青春の記録」(20)にも主演と、そのさわやかなルックスと愛嬌抜群の表情で、韓国では“国民の彼氏”として親しまれるほどの人気を獲得してきた。
ミュージシャンとしても活躍するマルチな才能
そんなボゴムだが、俳優以外にもマルチに活躍しており、例えば「ミュージックバンク」という音楽番組や、年に一度催される韓国エンタメの総合芸術賞「百想芸術大賞」でも、2018年から3年連続でMCを担当。このことがどれだけ国民的なスターであるかを証明している。
さらには歌手としても本格的に活動中。幼い頃からピアノを学んでいた彼は、もともとシンガーソングライターを志しており、デモテープをいくつもの芸能事務所に送り、デビュー前から弾き語り動画をネット上にアップしていたのは有名な話で、大学でも音楽を学ぶなど、並々ならぬ情熱を注いできた。そして「雲が描いた月明り」のサウンドトラックにも参加したことを足掛かりに、2019年にシングル「Bloomin'」で待望の歌手デビューを果たし、翌年にはアルバム「blue bird」も発売。日本でもライブを行うなど精力的に活動し、甘く温かみのある歌声でファンたちを魅了してきた。
現在、ボゴムは、海軍軍楽儀仗大隊文化広報兵として兵役中で、海軍護国音楽会ではMCも務めるなど、そのマルチなスキルを軍隊でも存分に発揮しているようだ。