英王室、ヘンリー王子夫妻に対する最良の選択は“無視”?
英王室を離脱したヘンリー王子が、来年後半、称号を使用して回顧録を出版することが明らかになった。伝統ある英王室を攻撃し、番組出演や著書の出版を行うヘンリー王子夫妻に激怒していた、英ジャーナリストのピアース・モーガンをはじめとするロイヤルファンの怒りは頂点に。「サセックス公爵夫妻」などの称号はもちろんのこと、英王室をけなす人間に王位継承の権利があるのはおかしいとして、直ちに剥奪するよう訴えている。
しかし、当の英王室はいまのところは目立った動きをしておらず、「決して文句を言わない、決して説明しない」のモットーを貫き、今回の回顧録に関しても、「相談はしていないが、発表前に英王室に伝えている」というコメントに対して、王室の関係者が「疑問視している」という反応にとどまっている。
何もアクションを取らないエリザベス女王に対して業を煮やしているファンも多いようだが、「Majesty」のイングリッド・シュワードは、「称号を剥奪したところで、あまり大きな違いがあるとは思えませんね。些細な事にすぎませんし、女王が即位している間にはそういうことはやりたくないのでしょう。もっと屈辱的な方法は、無視することです。来年6月に女王の即位70周年があり、式典に招待しないといったなにかアクションをとれば、英王室にさらなる攻撃をしかけてくる可能性があり、また回顧録にも影響があるかもしれませんからね」と「Express」などに語っており、女王が君主である間には具体的なアクションを取らない可能性が高そうだ。
またシュワードは「GB News」のインタビューで、「回顧録で英王室を貶めるようなさらなる爆弾発言があれば、最も大きなダメージを受けるのはウィリアム王子になるでしょう。もちろんチャールズ皇太子も次期君主としてある程度のダメージは受けるでしょうが、もともとウィリアム王子はとても人気があり、君主として君臨する期間が長くなりますので、その影響を多分に受ける可能性があります」と語っており、ウィリアム王子に重責がのしかかることが懸念されているが、一部ファンからは「ヘンリーやメーガンが何を言っても大丈夫。私たちは全力でウィリアム王子をサポートする」といった心強いメッセージも寄せられている。
「ヘンリー王子は、エリザベス女王の死後に3冊の回顧録を出版する契約もしている」と報じられたが、これについてはヘンリー王子夫妻の広報が「正しい情報ではない」と否定している。
文/JUNKO