東京国際映画祭で「吉田恵輔監督特集」開催!『空白』『ヒメアノ~ル』などを上映
<スタッフコメント>
●吉田恵輔
「映画監督を目指して頑張っていたころ、東京国際映画祭は客として観に行くものでした。そこで自分の作品が上映されるとは夢にも思わなかったです。これは夢が叶ったと言っていいですよね?嬉しくて泣いてます。しかも特集上映とは嬉しくてお漏らししてます」
●市山尚三(第34回東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)
「吉田恵輔の映画を最初に見たのは『ヒメアノ~ル』だった。こんな凄い映画を撮る監督がいたのか、と過去作をさかのぼり、それまで見ていなかったことを恥じた。ごくありふれた人々からここまでのドラマを引き出す力はただ事ではない。『Blue/ブルー』、『空白』という2本の傑作が公開される2021年、この特集を組めたことは大きな喜びである」
●ジョヴァンナ・フルヴィ(映画祭プログラマー、キュレーター)
「Kuhaku (Intolerance) is a very strong film, with a very good script, good editing and acting.
(『空白』は素晴らしい脚本、編集、演技に裏打ちされた、とても強烈な作品です)」
●マーク・シリング(The Japan Times シニア映画批評家)
「“Intolerance” uses a tragic accident, with no one really to blame, to investigate not only how the mass media preys and the local community shuns – both all-too-familiar tropes in Japanese films – but how the process of grieving and forgiveness truly works, without painting the participants purely wrong or right. Like Yoshida’s previous films it traffics in extreme acts and emotions, but with subtlety and nuance and, for even the weak-spirited and wrong-headed, insight and compassion.
(『空白』は誰も責められない悲劇的な事故を舞台に、邦画ではなじみ深い題材である、いかにマスメディアが餌食にし、いかに地域社会が疎外するかということを掘り下げるだけでなく、悲しみと許しのプロセスがどのように進んでいくのかを、関係者を単に善悪で描くことなく、上手く表現しています。吉田監督の過去作品のように、本作は極端な行動と感情が行き来しつつ、繊細でニュアンスがあり、弱気でひねくれものでさえ、洞察と思いやりがあります)」
文/サンクレイオ翼
※吉田恵輔の「吉」は“つちよし”が正式表記
※宮崎あおい「崎」は“立つ崎”が正式表記
開催期間:2021年10月30日(土)~11月8日(月)
会場: 日比谷・有楽町・銀座地区
公式サイト:2021.tiff-jp.net
■TIFFCOM2021
開催期間:2021年11月1日(月)~3日(水・祝)
会場:オンライン
公式サイト:tiffcom.jp