ダニエル・クレイグ版ボンドの軌跡をたどる!『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』特別映像解禁
「007」シリーズの25作目にして、ダニエル・クレイグが演じる“6代目ジェームズ・ボンド”の最終作となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(10月1日公開)。このたびクレイグが『007 カジノ・ロワイヤル』(06)から本作まで5作品、15年間にわたってジェームズ・ボンドとしてたどった軌跡を振り返る特別映像が解禁された。
前作『007 スペクター』(15) から6年ぶりの新作なる本作は、『ボヘミアン・ラプソディ』(18)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックが悪役として登場することでも大きな話題を集めている。“00エージェント”を退き、ジャマイカで静かに暮らしていたボンドの前に、CIAの旧友フィリックス(ジェフリー・ライト)が助けを求めにやってくる。与えられた任務は誘拐された科学者の救出。それは想像を遥かに超えた危険なものとなり、やがてボンドは凶悪な最新技術を備えた謎の黒幕を追うことに。
このたび解禁された映像では、クレイグ版ボンド過去作の名シーンに加え、ボンドを取り巻く登場人物たちの姿が映しだされていく。激しい銃撃戦の末に登場するナオミ・ハリス演じる同僚のマネーペニーや『007 スカイフォール』(12)で悲劇の死を遂げたジュディ・デンチ演じるM、さらにはベン・ウィショー演じる秘密兵器開発の天才Qとの初対面のシーン。また、クレイグ版ボンドの見どころのひとつであるスタイリッシュなアクションシーンの数々も矢継ぎ早に展開。
そしてマッツ・ミケルセン演じるル・シッフルやマチュー・アマルリック演じるグリーン、ハビエル・バルデム演じるシルヴァ、クリストフ・ヴァルツ演じるエルンスト・スタヴロ・ブロフェルドといった、ボンドとかつて死闘を繰り広げた宿敵“スペクター”の面々も登場。さらには若きボンドが愛した女性ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)の姿も。
映像の終盤には、最新作の映像もたっぷり収められている。牢獄から不敵な笑みを浮かべ、ボンドに語りかけるブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)に、マレック演じる仮面の男サフィン。イタリア・マテラの世界遺産やノルウェー、ジャマイカなど世界中でロケを敢行し、陸海空で次々と繰り広げられる迫力満点のアクション。クレイグ版ボンドの集大成にして「007」らしさが凝縮された本作の公開が待ちきれない!
文/久保田 和馬