深田恭子、復帰後初の公の場で「ルパンの娘」メンバーと笑顔!「すごくドキドキしています」
『劇場版 ルパンの娘』(10月15日公開)の完成披露舞台挨拶が9月27日に豊洲PITで開催され、深田恭子、瀬戸康史、渡部篤郎、小沢真珠、栗原類、どんぐり、大貫勇輔、麿赤兒、観月ありさ、武内英樹監督が登壇。適応障害と診断され、治療のために休養していた深田にとって復帰後初の公の場となったこの日。深田は「今日は初めて皆さんに(映画を)観ていただくということで、すごくドキドキしています」とニッコリ。「作品は皆様にお届けしてからやっと完成という形なので、今日は試写という形ですが、楽しい時間を過ごしていただけたらと思います」と挨拶し、大きな拍手を浴びた。
本作は、全力でふざけるキャストの好演や激しいアクション、ミュージカル演出にパロディなど独特の世界観で話題を集めたテレビドラマ「ルパンの娘」の劇場版。深田演じる代々泥棒一家の“Lの一族”の娘、三雲華と、瀬戸演じる代々警察一家の息子である桜庭和馬の禁断の恋を軸に、劇場版では異国の地を舞台に“もう一人のLの一族”である三雲玲(観月)の存在と華の出征の秘密が描かれる。瀬戸は「めちゃくちゃ笑って、めちゃくちゃ泣いた」と完成作の感想を語っていた。
登壇者全員がLポーズで、観客の前に登場。拍手が沸き起こるなか、深田は会場のあちこちに手を振り、笑顔を見せていた。2019年7月期にドラマ第1作、2020年10月期にドラマ第2作が放送され、メンバーは「ルパンの娘」と2年以上の歳月を共にしてきた。深田は「こんなに長く同じメンバーで撮影させていただくことはなかなかないので、居心地のいい現場で、本当の家族のような気持ちになってくるというか。だからこそパート1、パート2、劇場版というものが作れたんじゃないかと思います」と愛着を語り、「皆さんのおかげです」とスタッフ、キャストに感謝を伝えた。
また華を演じた始めたころは、「『悔い改めな』というセリフなどなかなか発したことのないセリフがあったので、言えるかなと心配だったんですが、泥棒スーツに身を包むと言えることができました」と明かしていた。
観月は今回がシリーズ初参戦。観月は「ずっとテレビで見ていた泥棒スーツを、自分が着るとは思っていなかった」と口火を切り、「着れた時はすごくうれしかったです。でもすごくピチピチなので、ロケとかに行くとちょっと恥ずかしい」と照れ笑い。深田は「1と2は、ロケが多かった。なるべく人に見つからないように」していたそうで、「渡部さんなんて、スタジオ内を歩くのも恥ずかしいと言っていました」と暴露。渡部は「いや、そんなことないですよ」ととぼけ、深田を笑わせていた。
また家族の絆を感じられる映画にちなみ、「最近、絆を感じた瞬間」を明かすひと幕も。深田は「この現場です」と回答。「こうしてまた再集結して、映画公開に向けてみんなで進めて行こうというこの時間が、大きな絆の時間だと思っています。頼もしいです」と周囲を見渡し、観月も「キャストの皆さんもそうですが、スタッフの皆さんの心意気もすばらしい。シリーズを重ねてきた皆さんの心意気というのが、絆で結ばれているんだなと感じました」と実感を込めていた。
取材・文/成田おり枝