藤原竜也&松山ケンイチが『デスノート』以来の再タッグ!緊張感あふれる『ノイズ』の撮影現場に潜入
<スタッフ コメント>
廣木隆一監督
「藤原竜也さんも松山ケンイチさんもいままでご一緒したことがない方々ですね。2人は芝居1つにしても全く違うタイプの役者さんなので、楽しませてもらっています。サスペンスをやることはとても難しいですが、芸達者な役者さんたちばかりなので助かっていますね。『ノイズ』というタイトルは“不快な音”とか、猪狩島のような孤立した島にとって誰が“ノイズ”なんだろうということ。いろんな人がノイズになりうる可能性がある。ノイズはなんなのかを考えるのはおもしろいと思うし、ノイズは悪いことじゃないかもしれない(笑)。いまの日本ではSNSなどですぐに波及していく。あの人はああいう人だねって。映画でもそういったシーンがあるけれど、それはいまの日本を象徴しているんじゃないかな。そして、映画がエンタテインメントとして皆さんに観てもらえればもっといいなと思います」
北島直明プロデューサー
「次に作る映画では、人間の関係性が崩れていく様を描いてみたいと思っていたんです。そんな時『ノイズ【noise】』という作品に出会いました。僕は企画を考えていくうえで、時代に企画が合うかどうか、ということはあまり考えないようにしていて。30~40年後に観てもずっとおもしろいと思ってもらえるものにしたい、だから時代性は後付けで考えるようにしています。元凶悪犯の睦雄が圭太や純に殺られるシーンは、見てはいけないものを見てしまった…という感覚になると思います。ここも廣木監督お得意の長回しで撮影していて、迫力がすごいですよ!廣木監督とは3本の映画でご一緒していますが、僕が見てきたなかで、今回の廣木監督が一番キレッキレです(笑)。この話は、殺しを隠せるのか、隠せないのか、というシンプルな話。話が進むにつれていろんな問題が出てくる。皆さんには野次馬になった気分でこいつら大丈夫なのか!?って、心のなかで突っ込みながら観てほしいですね」
取材・文/MOVIE WALKER PRESS編集部