「ただのホラーじゃないからとりあえず観て!」ジェームズ・ワンの“ジャンルを超越する”最新作を映画ファンの熱狂コメントで紐解く
謎の先にある事実が予想外すぎてむしろ気持ちいい!
また「めちゃくちゃ怖かったですが、推理しながら観ていると一瞬たりとも目が離せませんでした」(10代・女性)との声も上がっており、サスペンスらしく、先の展開や様々な謎を推理しながら観ていく楽しさがある点も大きな特徴だろう。
はたして謎のロングコートの殺人鬼“ガブリエル”の正体は誰なのか?なぜマディソンは殺人現場を目撃してしまうのか?マディソンの過去にいったいなにがあったのか…。映画が進むにつれて多くの謎が観客に提示され、丁寧に解き明かされていく。
「サイキックもの?ホラー?って疑いながら観ていたら、まったく予想外の展開だった」(40代・男性)
「ただのホラーじゃないからとりあえず観てほしい。観ないとわからない」(20代・女性)
「いわゆるホラーの怖さに加え、ストーリーが紐解かれるうちに驚きがあった」(20代・女性)
「ガブリエルの存在がとっても怖かった。海外のホラー映画ならではのストーリーで、驚きを超えた怖さでした」(10代・女性)
と、ひと筋縄ではいかないストーリーに翻弄されたといった意見も散見。「まったく予想外の展開で、とにかく興奮でワクワクした」(30代・女性)とのコメントが示す通り、裏切られる気持ちよさも併せ持っている。そんなネタバレ厳禁な本作だが、ヒントとして試写会参加者の言葉を借りるならば、
「『マリグナント』の意味を頭に置いて観てね」(30代・女性)
「スピード感がある。衝撃受けること間違いなし。ただのホラーじゃない。ポスターチラシビジュアルの意味がよくわかる」(20代・女性)
といったところだろうか。もちろん身を委ねているだけでも十分に楽しめる作品であることには間違いないので、あまり考えすぎずに映画を観ることをおススメしたい。
極めて独創的だが、観客を突き放さない良作なエンタメとして成り立っている『マリグナント 狂暴な悪夢』。さらに本作がR18指定となっている点も注目だ。ガブリエルの目をそむけたくなるような凶行に由来するのか?それとも別の理由なのか?しっかり怖いところもあるが、恐怖以上の衝撃が次々と押し寄せ、終いには快感に…。普段ホラーを敬遠している人こそ、ぜひチェックしてみてほしい!
構成・文/サンクレイオ翼