岡田准一、V6解散後の心境語る「昨日までバラガキ5人と過ごしていました」
現在大ヒット中である岡田准一主演の時代劇『燃えよ剣』の公開御礼舞台挨拶が、11月2日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、主演の岡田准一、鈴木亮平、山田涼介ら豪華キャスト陣と、原田眞人監督が登壇。11月1日のV6解散後初の公の場となった岡田は、自身の“バラガキ時代(ヤンチャした少年時代)”について聞かれると「昨日までバラガキ5人と過ごしていました」と回答。会場からは、グループが解散し、俳優として新たな一歩を踏みだした岡田に労いの拍手喝采が贈られた。
新選組局長、近藤勇役の鈴木は「改めて岡田さんの特別な日に、こうして一緒に横に立たせていただき光栄です。岡田さんの背中は、男として俳優として大きい。常に前を走っている方だと思いました」としみじみ語る。
沖田総司役で岡田の後輩でもある山田は「俳優としての岡田さんとご一緒させていただき、一生追い付くことのできない大きな背中を人として初めて見ました。追い続けたいし、追い越したいけれど、岡田さんはこのスピードのまま成長し続け、誰も追い越せない大きな背中を保ち続けていくと思います。これからも役柄の設定同様、可愛がってもらえたら」と目を輝かせた。これを受け岡田は「そのスーツ似合っているね!」と照れ笑いを浮かべて返礼していた。
また、土方歳三が女性からモテていたという説にちなみ、登壇者それぞれが「この人モテる!」と思った瞬間を発表。撮影中に山田からバースデーサプライズでスニーカーをプレゼントされたという鈴木は「なんで俺の足のサイズを知っているの?と聞いたら、マネジャーに聞いたと言われた。撮影中にそのスニーカーを履いていたら、スタッフさんから『おしゃれ!』と褒められた。その時に…こいつモテるなあと思った」と回想。
岡田も「山田くんが家に来てくれた時に、人生で一番いいイチゴをお土産でくれた。僕は果物が好きなので、これはモテるなあ!と思った」と太鼓判を押した。
山田は「僕は鈴木さんのギャップにやられます。実はちょっと抜けているところがあったりして」と鈴木の可愛らしい一面を紹介。また岡田については「殺陣の手合わせの撮影中に『男の強さは何か知っているか?強い奴ほど優しいんだ』と言われて、カッケー!と思った。男でも惚れる」と打ち明けるも、その山田のモノマネに岡田は「それディスッてるだろ?恥ずかしい話でしょ…顔が赤くなっちゃったよ!」と赤面していた。
そんな岡田は鈴木を「モテを絵に描いたような人」と評して「優しいし強い。現場での視野の広さなどすべてにおいて優しい。しかもチャーミングでガチガチに硬くならず、いい仕事をする。男にモテるタイプだと思う」と人柄を絶賛。
最後に原田監督は「息長く上映を続けていきたい作品。スピンオフでもいい。この3人を蘇らせたい!」とシリーズ化を希望。岡田も「いまの映画界の土壌からすると、この規模の本格的時代劇はなかなか作られづらい現状です。この作品をより多くの方々に映画館で観ていただき、育てていってほしいです」とロングランヒットに期待しつつ、舞台挨拶を締めくくった。
文/山崎伸子