GENERATIONSをデビューから撮り続ける久保茂昭監督の到達点、リスペクトするSABU監督との対談で明かしたメンバーの“素顔”と“新たな一面”

インタビュー

GENERATIONSをデビューから撮り続ける久保茂昭監督の到達点、リスペクトするSABU監督との対談で明かしたメンバーの“素顔”と“新たな一面”

「ショートフィルムのおもしろさを改めて感じた」(SABU)、「挑戦し続けていれば夢が叶うと実感できた」(久保)

「CINEMA FIGHTERS project」はいろいろなチャレンジができる場所だという
「CINEMA FIGHTERS project」はいろいろなチャレンジができる場所だという[c]2021 CINEMA FIGHTERS project


――「CINEMA FIGHTERS project」も今回で第4弾となりました。今回携わったことで、本プロジェクトの醍醐味をどのように感じましたか?またお2人ともエグゼクティブプロデューサーであるEXILE HIROさんとはお仕事を重ねていますが、 HIROさんの映画にかける情熱を感じる瞬間も多いでしょうか。

SABU「歌詞から世界観を広げていく今回の企画を通して、僕はショートフィルムのおもしろさを改めて感じることができました。HIROさんはいつも『映画を撮りたい』とお話しされていて、彼の情熱を感じる瞬間はとても多いですね。LDHという大きな看板を背負いながらも、しっかりと攻める姿勢を持っている。話していても『似たような趣味を持っているな』と感じることもありますし、作り手としても一緒に仕事をするうえでとても心強い存在です」

久保「この企画は『歌詞の一行でも物語に合っていれば、どのように広げていってもいい』という懐の深さがあって、いろいろなチャレンジができる場所でもあります。また僕は歌詞や歌から物語が広がっていくということ自体、とてもすてきだなと思っています。HIROさんとは『HiGH&LOW』シリーズをずっと一緒に作ってきましたが、映画に抱く熱量はものすごいものがあります。HIROさんから『久保監督も青春ものを撮ってみない?』と言っていただいた時に、『小説の神様 君としか描けない物語』の原作を持っていったらすぐに話を聞いてくれて。いつでも相談に乗ってくれて、たくさんの挑戦をさせてくれる方だなと感じています」

――チャレンジし続ける方々が集まった、意欲的なプロジェクトだなと感じます。いまお2人の原動力となっているものはどのようなものでしょうか?

SABU「いまはオリジナル映画が撮りにくい時代にもなっていて。なんとか頑張らないといけないなと思っています。ただ最近とても現場が楽しくなってきて。歳をとったせいなのか、いろいろとこだわることができるようになってきた。以前は現場で怒ることなんてなくて、『あとでカットしてやる』と思ったりしていたけれど(笑)、いまは現場で怒るようになったからね。でもそっちのほうがいいのかなと思って。やっと監督らしくなってきたのかもしれないです」

久保「なんとすてきな…。僕はこうしてSABU監督と一緒に対談させていただけてラッキーですし、今回の企画に携われて本当によかったなと思っています。挑戦し続けていれば、夢が叶うんだと実感できました。これからもこういった瞬間に出会うためにも、頑張っていきたいなと思っています」

取材・文/成田おり枝

関連作品