ディカプリオら豪華キャスト集結のコメディからヴェネチアをにぎわせた良作まで、12月のNetflix注目作をチェック!
おうちで“好きな時に好きなデバイスで観られる”動画配信(VOD)サービスNetflix。映画やドラマ、ドキュメンタリーまで、オリジナルコンテンツを多数そろえた豊富なラインナップの中から、12月から配信スタートとなる注目作をご紹介!
実力派キャスト&スタッフが名を連ねる話題作
11月に引き続き、12月も第一線で活躍する役者たちの作品が続々と配信となる。なかでも目玉は、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンスが共演を果たす『ドント・ルック・アップ』(24日配信)だ。巨大な彗星が地球に衝突してしまう危機をいち早く察知した天文学者と教え子。世界に警告すべくメディア・ツアーに乗りだすが、情報が氾濫した現代では、誰もその主張に耳を貸してくれず…。
10日(金)からは一部劇場で公開される本作は、『バイス』(18)や『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)などの社会派コメディで知られるアダム・マッケイが監督と脚本を務めている。主演の2人以外にも、ジョナ・ヒル、メリル・ストリープ、ケイト・ブランシェット、ティモシー・シャラメ、マーク・ライランス、ロン・パールマン、ロブ・モーガンなど、超豪華キャストの共演を楽しむことができる。
10日より配信の『消えない罪』は、サンドラ・ブロックが製作と主演を務めたヒューマンドラマ。殺人罪による長い服役生活を終えて出所した主人公。しかし、過去を許さぬ厳しい社会が待ち受けており、非難に晒される彼女は心の救いを求めて、生き別れになった妹を捜す。
ヴィンセント・ドノフリオ、ジョン・バーンサル、ロブ・モーガン、ヴィオラ・デイヴィスといった実力派たちを、ドイツのノラ・フィングシャイト監督がまとめ上げる。
6日からは、『Mank/マンク』(20)などで知られるデヴィッド・フィンチャー監督が製作を担当したオリジナル・ドキュメンタリーシリーズ「映画という文化 -レンズ越しの景色-」もスタート。観る者を魅了し、人生まで変えてしまう映画の思い出が、様々な角度から語られていくエッセーのようなものになっている。
今年のヴェネツィア映画祭を席巻したNetflix作品たち
1日より配信となった『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は、『ピアノ・レッスン』(93)が数々の賞に輝いたジェーン・カンピオン監督の最新作で、ヴェネツィア国際映画祭の銀獅子賞(監督賞)を獲得した話題のヒューマンドラマだ。
1920年代のモンタナを舞台に、カリスマ性と威圧的な態度で恐れられている冷徹な牧場主のフィルは、地味な弟ジョージが結婚した新妻のローズを訝しみ、彼女やその息子に対し敵意を剥き出しにしていく。しかしやがて、長年隠されてきたある秘密が露呈し…。主人公のフィルをベネディクト・カンバーバッチが演じたほか、ドラマ版「FARGO/ファーゴ」でも夫婦役だったキルスティン・ダンストとジェシー・プレモンスが、ジョージとローズ夫婦で再共演。さらに新鋭のトーマシン・マッケンジーなども名を連ねている。
女優のマギー・ギレンホールが監督、脚本を務め、ヴェネツィア国際映画祭で見事に脚本賞に輝いた『ロスト・ドーター』は、31日(金)より配信。オスカー女優オリヴィア・コールマンが主演を務める本作。海辺の町に休暇で訪れたレイダは、近くの別荘に滞在する若い母娘を見ているうちに過去の記憶が呼び起され、不穏な空気が漂い始める。「ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード」でも作品賞など4冠に輝いた注目のサスペンスだ。
さらにヴェネツィア国際映画祭で審査員大賞、マルチェロ・マストロヤンニ賞に輝いたイタリアの「The Hand of God」も15日(水)より観ることができる。『グランドフィナーレ』(15)などのパオロ・ソレンティーノ監督によるヒューマンドラマで、1980年代のナポリを舞台に映画監督という夢を見つけた少年が未来に向かって歩みだす姿が綴られる。