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キアヌ・リーブス、18年ぶりの新章『マトリックス レザレクションズ』公開!人生初の大きな選択を振り返る

インタビュー

キアヌ・リーブス、18年ぶりの新章『マトリックス レザレクションズ』公開!人生初の大きな選択を振り返る

「今回のコンセプトは、カンフー・スタイルへの回帰のような感じです」

【写真を見る】『マトリックス レザレクションズ』でネオたちキャラクタービジュアルのポスターはこちらから
【写真を見る】『マトリックス レザレクションズ』でネオたちキャラクタービジュアルのポスターはこちらから[c] 2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

――撮影前にした具体的なトレーニングの内容や、気持ちの準備はどんなものでしたか?

「肉体的には8週間トレーニングをしました。ストレッチ、動き、キック、コンビネーション…と毎日最低2~3時間はやりました。メンタル的には脚本を読み、キャラクターが一つ一つのシーンでなにを考え、感じているのかをじっくり想像し、考えました。キャラクターの気持ちを理解したかったので」

――スタント、アクションシーンのためのトレーニングはどのくらいしたのでしょうか?

「今回ファイトシーンはあったけど、スタントはしていません。だから基本のトレーニングをしてから、コリオグラフィーを覚える感じでした。例えばスミスとのファイトシーンがあれば、ジョナサン・グロフと一緒にコリオグラフィーを練習しました。ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世とも(ファイトの)そういうシークエンスがあったから、コリオグラフィーを覚えてトレーニングした感じです」

現実世界と仮想世界“マトリックス”を行き来しながら、人類の救世主として戦っていくネオ
現実世界と仮想世界“マトリックス”を行き来しながら、人類の救世主として戦っていくネオ[c] 2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

――「ジョン・ウィック」シリーズのチャド・スタエルスキ監督との関係性も「マトリックス」シリーズで始まりました(チャドがリーブスのスタントダブルを担当)。今回はチャドが率いる世界最高峰のアクションチーム「87イレブン」ともファイトトレーニングをしていますよね。『マトリックス』の現場に戻るうえで、チャドとどんな話をされたのでしょうか?


「『マトリックス・レザレクションズ』のアクション・デザイン・コリオグラファーが87イレブンのメンバーで、『ジョン・ウィック』『ジョン・ウィック3』でも組んだジョナサン・エウセビオです。今回のコンセプトは、カンフー・スタイルへの回帰のような感じです。また、すべての『マトリックス』映画で仕事をしている(タイガー・)チェン・フーが、僕のメインのインストラクターだったから、彼とまた組めるのも、ジョナサンと仕事を続けられた点も最高でした」

――チャドは本作についてなにか言っていましたか?

「もちろんですし、ラナが彼のために役を用意したから、チャドも出演しているし、セットにも何度か来てくれました。チャドは、ラナと一緒に『マトリックス』を作ることがいかにワクワクすることかを語っていたし、ラナの撮影スタイルがどんなふうに進化したか、以前とどこが違い、どんなところがすばらしいのかについても感想を言ってくれました」

ネオは再び、未来の選択を迫られる
ネオは再び、未来の選択を迫られる[c] 2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

――脚本については、以前のインタビューで「自分と共鳴するストーリーが詰まったすばらしい脚本」と語っていましたが、その共鳴した部分とはなんだったのでしょうか?

「マトリックスとはなにか、というキャラクター(ネオ)の問いかけですね。彼の根本的な問いかけが心に響きました」

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