岩田剛典とソン・ガンの“日韓ガンガン”が夢の対談!国境を超えた、2人の共通点とは? - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
岩田剛典とソン・ガンの“日韓ガンガン”が夢の対談!国境を超えた、2人の共通点とは?

インタビュー

岩田剛典とソン・ガンの“日韓ガンガン”が夢の対談!国境を超えた、2人の共通点とは?

「レオナルド・ディカプリオに憧れて『俳優になりたい!』」(ソン・ガン)

岩田剛典(以下:岩田)「ソン・ガンさん、こんにちは。ソン・ガンさんが出演された『わかっていても』を拝見しましたが、実際にお会いするととてもカッコいいですね」

ソン・ガン(以下:ガン)「ありがとうございます(笑)。こちらこそ、お会いできてとてもうれしいです。ガンちゃんさんは本当にイケメンで優しそうで、笑顔もすごく魅力的です」

岩田「ありがとうございます(笑)。僕は元々ダンサーで、お芝居のお話をいただいたことで俳優業がスタートしました。だから、自分が俳優になるとは思ってもいなかったんです。ソン・ガンさんが俳優を目指したきっかけは何ですか?」

ガン「『タイタニック』を観て、レオナルド・ディカプリオさんに憧れたのがきっかけです。その日のうちに両親に『俳優になりたい!』と相談しました。元々は飽きっぽい性格でしたが、演技の魅力にはずっとハマっていて、今日まで来ています」

DVモラハラ夫に苦しむさくらは、春斗と運命的に出会い惹かれ合うのだが…
DVモラハラ夫に苦しむさくらは、春斗と運命的に出会い惹かれ合うのだが…Netflixシリーズ「金魚妻」は全世界独占配信中

岩田「そうだったんですね!僕も映画が好きで、クリスチャン・ベールに憧れていました。でも自分にとっては別世界の存在だったので、ソン・ガンさんがそうやって行動に移したのはすごいと思います。ソン・ガンさんはNetflixシリーズ『わかっていても』や『気象庁の人々〜』などラブストーリー作品に多く出演されていますよね。僕もNetflixの『金魚妻』という作品に出演したのですが、恋愛作品を演じる際に気を付けていることはありますか?」

ガン「相手との呼吸を合わせて、相乗効果を出すことです。相手役の方とたくさん話して、どうしたらより切なく見えるか話し合ったり、そのシーンを演じる時の気持ちをできるだけ共有するようにしています」

岩田「すごくわかります!作品によっては時間とのせめぎあいにもなるので、限られた時間でいいものを作れるように、僕も現場でのコミュニケーションは大切にしています」

「ライブ感を大切にする分、本番で何が起こっても動じないようにする」(岩田)

ガン「僕からもガンちゃんさんに質問してもいいですか?相手をときめかせる演技のコツを教えてほしいです!(笑)」

岩田「(笑)。そうですね、僕は自分の見え方の研究をしています。例えば、切なく見えたり、魅力的に映る角度を客観的に探っています。まばたき一つでも映像では意味が生まれてしまうので表情やしぐさには常に気を付けています」


【写真を見る】岩田剛典とソン・ガンが役作りの裏側などを語り合う!2人の憧れの俳優とは
【写真を見る】岩田剛典とソン・ガンが役作りの裏側などを語り合う!2人の憧れの俳優とは

ガン「僕は感情の演技をする際に、音楽を聴きながらその状況を考えて気持ちを集中させるのですが、ガンちゃんさんはどんな方法で気持ちを高めていますか?」

岩田「僕も音楽を聴く方法を試したことがあります。演技を始めたころは、泣くお芝居がすごく苦手で…。そこで、本番まで『自分が悲しかったこと』を頭のなかで思い出して、泣く芝居を引き出しやすくしようとしていましたね。いまは役の気持ちや、その場の相手役の演技に反応して、感情を出せるようになりました」

ガン「“生もの”であることを大事に、ということですよね。僕も元々ガチガチに台本を読んで作り込んでから撮影に臨んでいたのですが、いまは準備は80%、20%は現場で相手と合わせて作っていくようになりました。テイクを重ねるたびに、どうやったら違う表現ができるのか考えて演じています」

岩田「わかります。僕は撮影前の段取りで準備して、リハーサルで方向性が見えたら本番は違うことをやったりします。家で何十回練習しても、現場で相手役がいてカメラが回っているのは全く違いますしね。僕も、色々な表現を探りたいなと常に考えています。逆にライブ感を大切にする分、本番でなにが起こっても動じないようにするのが大事だなと思います」

ソン・ガンが演じるのは少し変わり者なイ・シウ
ソン・ガンが演じるのは少し変わり者なイ・シウNetflixシリーズ「気象庁の人々:社内恋愛は予報不能?!」は全世界独占配信中

ガン「勉強になります!『気象庁の人々〜』は専門用語が多く、セリフを覚えるのが大変でした。ガンちゃんさんは、ご本人と異なっているキャラクターを演じる際に、どんな工夫をされていますか?」

岩田「専門用語、大変ですよね!僕も刑事ものや医療もののときには苦労しているので、プロフィールを作るようにしています。その人物がどこで生まれて、どんな小学校に通っていてどんな中学時代を過ごしたのか…といったように、人物像を自分で考えるんです。そうすると、『どんなときに笑うのか?泣くのか?』など、お芝居をする際に迷わなくて済むんですよ。台本には書ききれなかったプロフィールをいただける場合はそれを活用しますし、ない場合は自分で作ります。あとは、いままで観てきた映画から得たインスピレーションを活用しています」

作品情報へ