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水谷豊監督、脚本に加えキーパーソンとして出演も!『太陽とボレロ』追加キャストが明らかに

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水谷豊監督、脚本に加えキーパーソンとして出演も!『太陽とボレロ』追加キャストが明らかに

水谷豊監督作品第3弾『太陽とボレロ』の公開日が6月3日(金)に決定。さらに追加キャストが解禁となり、撮影現場の様子や作品への参加への想いを語ったコメントが到着した。

若者の青春群像とショービジネスの光と影を描いた初監督作『TAP-THE LAST SHOW』(17)、脚本も手掛けた監督第2作『轢き逃げ 最高の最悪な日』(19)に続く水谷監督第3弾となる本作は、“クラシックのオーケストラ”を題材に音楽を愛する普通の人々の人間模様を洒脱なエンターテインメント作品。解禁済みの石丸幹二、町田啓太、森マリアらに続いて、田口浩正、田中要次、藤吉久美子、六平直政、山中崇史、檀ふみ、河相我聞、原田龍二、そして、水谷自身も物語の鍵を握るキーパーソンとして出演することが明らかとなった。

交響楽団のオーボエ奏者、牧田九里郎役の田口は「牧田が演奏する“オーボエ”は、私自身まったく馴染みがなく、日によって出る音が違うので、指の動きを常にイメージして練習しました」とコメント。ホルン奏者の遠藤正道を演じる田中は「水谷監督はとてもユーモアと気遣いに満ち溢れた方で、現場はとても楽しく過ごさせて頂きました」と撮影現場の様子を明かしている。フルート奏者、池田絹役の藤吉は「現場での水谷監督は、1カット1カット、細やかに演者の個性を活かした演技を考え、しかも演じて見せて下さるので、とても分かりやすく迷いなく演じられました」と水谷監督の演出に触れた。コントラバス奏者の吉村益雄を演じる六平は「出来上がったオーケストラのシーンは、ノンフィクションのようにとても緊張感があり、素晴らしかったです」と見どころを挙げ、アパレルバイヤーの畑中善行役の山中は「僕は水谷組の三作品に全部出演しているので、この記録を伸ばせるよう今後も頑張ります」と、早くも次回作への意気込みを語っている。
檀れい演じる主人公の花村理子の母親、花村頼子役の壇(ふみ)は水谷監督について「すべての登場人物になりきる才能もお持ちなので、演技指導力も抜群です!安心してすべてをお任せできました」と振り返り、老舗呉服屋の御曹司で副指揮者の片岡辰雄役の河合は「水谷さんの俳優としての役のアプローチの仕方も学ばせて貰えました」と現場での学びを明かしている。チェロ奏者の与田清を演じる原田はチェロに関することはすべて難しかったとしながらも、「撮影当日は楽屋で顔を合わせながら練習していましたので、うまく演じたいという思いを皆さんと共有できた事で、『楽団としての思いはひとつ』になっていたと思います」と出来上がりに期待を寄せている。そして、弥生交響楽団の指揮者、藤堂謙を演じるのは監督、脚本を務める水谷。「撮影が1年延期になった間も、楽団員役の皆さんが、練習に励んでくれたおかげで、素晴らしいコンサートシーンが生まれました」とキャストの気合いへの感謝を述べている。


出演者のコメントからも作品への想いが伝わる水谷豊監督作第3弾。楽団員役のキャスト陣が挑んだ吹き替えなしの演奏シーン、水谷が「役者が演じる指揮者としてではなく指揮者としてどこまで出来るか挑戦をした」と語る指揮ぶりにも注目したい。

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