有村架純、シアー素材のドレスが春めく!清原果耶、永野芽郁らは肩出しスタイルで魅了…日本アカデミー賞のファッションをチェック
濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』が、最多8部門の最優秀賞に輝き、幕を閉じた第45回日本アカデミー賞。今年も華やかな装いに身を包んだ豪華俳優陣が笑顔でステージに登場した。
今年の授賞式では、パンツスタイルをセレクトした女優陣も多かった。『花束みたいな恋をした』で初の最優秀主演女優賞に輝いた有村架純は、この日のために作られたという白の変形トレンチコート風のドレスで出席。
メンズテイストのトレンチに、ふわっとしたフォルムも華やかな、透けるシアー素材をミックス。ウエストマークのベルトやパンツルックがクールかつ、大ぶりの襟やヘアリボン、そしてなんといっても最高の笑顔がなんともキュート。受賞スピーチでは「幾度となく背中を押してくれたのは、これまで出会った方々がくれた言葉たちでした」とひたむきな歩みを振り返りながら、これまでの出会いに感謝していた。
また『老後の資金がありません!』で優秀主演女優賞を獲得した天海祐希もウエストマークのベルトが印象的なフェンディの黒のパンツスーツ。スタイリッシュな出立ちで、観客を釘付けにしていた。『そして、バトンは渡された』で優秀主演女優賞を受賞した永野芽郁は、ベアトップのパンツドレスで初めての日本アカデミー賞授賞式に参加。「温かく、幸せでした」と母親役を演じた石原さとみとの共演について振り返っていた。
『護られなかった者たちへ』で最優秀助演女優賞を獲得した清原果耶は、シックなブラックドレスで美しいオーラを放った。両肩を大胆に出したベアショルダーに、メタリックや胸元に飾られたチュールリボン、透け感のある花柄刺繍のスカートもセンスが光っており、凛とした眼差しで「なにかみんなが報われるような世の中になればいいなと思いながら演じていました。たくさんの方々に支えていただいたことで、いただけた賞」と心を込めていた。
『いのちの停車場』で優秀助演女優賞を受賞した広瀬すずは、ルイ・ヴィトンの総レースの黒のドレスをセレクト。司会の長澤まさみから「これからまだまだ楽しみな方」と語りかけられ、「勝手にお姉ちゃんのように思っているのでうれしいです」と照れ笑いをのぞかせていた。『孤狼の血 LEVEL2』で優秀助演女優賞と新人俳優賞に輝いた西野七瀬は、首元と足元がシースルーのブラックドレス姿で「誠意と熱意を持って作品に向き合って、楽しみながら映画作りをしていきたい」と力強く誓っていた。
鮮やかなカラーで授賞式を盛り上げたのは、『老後の資金がありません!』で優秀助演女優賞を獲得した草笛光子。ピンと背筋を伸ばし、足元にスリットの入ったロイヤルブルーのドレスを着こなした草笛の姿は、SNS上でも「すごくステキ」と話題に。溌剌とした笑顔で、圧倒的な存在感を発揮していた。
『そして、バトンは渡された』で優秀助演女優賞を受賞した石原さとみは、ふわりとしたベビーピンクのドレス&きっちりとまとめたヘアスタイルで清潔感あふれる姿を披露。劇中で自身初の母親役に挑戦した石原だが、現在第1子を妊娠中とあって「この作品を生まれてくる子供に観せたい。(共演した)永野芽郁ちゃんと稲垣来泉ちゃんの笑顔が本当に大好きで。一瞬で人を明るくさせられる、お2人のような人になってほしい」と早くも母親の顔をのぞかせていた。『騙し絵の牙』の松岡茉優は、キラキラとスパンコール輝くゴージャスドレス。袖や裾に加えられたグリーンが春らしいムードを演出していた。