批評家が選ぶ、ブルース・ウィリス出演映画ランキング!『シックス・センス』『ダイ・ハード』などおすすめの“フレッシュ”10選
第42回ゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)に特設部門が誕生するなど、近年低予算のアクション映画に立て続けに出演することで、かなり不可思議なものとなっているブルース・ウィリスのキャリア。<前編>では彼のフィルモグラフィのなかから映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で、批評家からの評価が“低い”10作品を紹介したが、<後編>となる本稿では逆に評価が“高い”10作品を紹介していく。
1980年代にテレビドラマへの出演でキャリアをスタートさせ、『ダイ・ハード』(88)のジョン・マクレーン役で大ブレイク。以後はクエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』(94)での鮮烈な印象から『アルマゲドン』(98)のようなヒット作など、アクションからコメディまでさまざまな顔を見せてきたウィリス。これから紹介する10作品には、そんな幅広いジャンルの傑作が揃っている。
「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。
中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。
それでは、ブルース・ウィリス出演作品の“フレッシュ”10傑を挙げていこう。
94%フレッシュ『ダイ・ハード』(88)
93%フレッシュ『LOOPER ルーパー』(12)
93%フレッシュ『ムーンライズ・キングダム』(12)
92%フレッシュ『パルプ・フィクション』(94)
91%フレッシュ『ノーバディーズ・フール』(94)
88%フレッシュ『12モンキーズ』(95)
86%フレッシュ『シックス・センス』(99)
84%フレッシュ『グラインドハウス(U.S.A.バージョン)』(07)
82%フレッシュ『ダイ・ハード4.0』(07)