『ファンタビ』最新作は“IMAX推し”！『ハリポタ』とのリンクや迫力の魔法バトルに、大スクリーンで没入
新たな魔法動物も続々！バトルもロケーションもぐっとスケールアップ
「ファンタビ」シリーズに欠かすことができないのは、なんといってもユニークで愛らしい魔法動物たち。シリーズ通して登場するニフラーは、またしてもキラキラしたものを追いかけて駆け回り、ボウトラックルのピケットはいつも通りニュートとぴったり一緒に行動する。
前作でネコ科の大きな魔法動物ズーウーなどが登場したように、本作でも新たな魔法動物たちが続々出現。例えば序盤のシーンで登場する、変幻自在に形を変えて空を飛ぶユニークで美しい“ワイバーン”であったり、中盤の刑務所のシーンでぞろぞろと登場する不思議な甲殻類の“マンティコア”。小さくてちょこちょこと動く可愛らしいマンティコアは、どうやら成長するとかなり凶暴な姿になるようで…。イェーツ監督が「たまには目先を変えて恐ろしいモンスターを」とたくらみ登場させた、ド迫力の魔法動物に是非とも注目してほしい。
そしてもちろん見応え抜群のバトルシーンも本作の見どころの一つ。前作のラストでグリンデルバルドから“アウレリウス・ダンブルドア”という名で呼ばれた未知なる力を秘めた青年クリーンデンスとダンブルドアが街のなかで対峙するシーンの迫力満点の映像や、クライマックスのバトルシーンの緊迫感。IMAXの高精細なサウンドシステムによって、クリアに再現された魔法での攻撃音はまさに臨場感抜群。あたかもその現場に立ち会っているかのようなスリルを味わえることだろう。
ほかにも本作では、ジェイコブのパン屋があるニューヨークのクイーンズ地区や、ニュートたちがベルリンにあるドイツ魔法省へ向かうシーン、重要なシーンが展開されるブータンの複雑な路地など、世界中の街並みをたっぷりと写しだすシーンも見逃せない。ホグワーツ城をはじめとした雄大な山々のロケーションとのコントラストも相まって、これまで以上にさまざまな場所を冒険している気分にさせてくれるはずだ。
コロナ禍で気軽に海外へ行くこともできなくなったいま、本作に描かれた絶景の数々は、より深く観客の心を捉えるに違いないだろう。是非ともIMAXの大きなスクリーンで、ニュートたちと共にイマジネーションあふれる魔法の旅へ出発してみてほしい。
文/久保田 和馬
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