「着地点がすごい」「阿部サダヲが完璧」…映画ファンを虜にした『死刑にいたる病』衝撃の結末や俳優の怪演とは
「孤狼の血」シリーズや『凶悪』(13)といったヒリつく傑作を次から次へと生みだしている白石和彌監督が、櫛木理宇の同名小説を映画化した『死刑にいたる病』が5月6日(金)に公開される。本作は、世間を震撼させた連続殺人犯の死刑囚から、1件の殺人について冤罪証明を頼まれた青年が、事件の謎に迫るうちにその深みにはまってしまう、白石監督らしいダークな犯罪もの。
公開に先駆けてMOVIE WALKER PRESSが試写会を実施したところ「最初から衝撃を受けたが、一つ一つの伏線が回収されるごとに衝撃が走り、最後の終わり方が怖すぎた」(40代・女性)、「衝撃に衝撃を塗り重ねられて真っ黒な真実が見えた」(20代・男性)など、とにかく衝撃を受けたという声が数多く届いているので、その見どころを紹介していく。
ショッキングなラストにゾクッ…尾を引く怖さに魅せられる!
大学生の雅也(岡田健史)のもとに届いた一通の手紙。その差し出し主は、少年少女24人を殺害した容疑で逮捕され、死刑宣告を受けた榛村大和(阿部サダヲ)だった。中学生のころ、榛村が店主を務めるパン屋に通っていた雅也は、24件のうち1件は冤罪であることを証明してほしいという彼の願いを聞き入れ、事件を独自に調べ始めていく。
本当に榛村が犯人ではないのか?という点を軸に、真犯人らしき存在、榛村の過去、そことつながってくる意外な人物など、次々に新たな事実が明らかになっていく本作。目まぐるしい展開のなか、幾重にも張り巡らされた伏線が見事に回収されていく脚本の妙が光る。
「さりげなく衝撃的な事実が何度も明らかになったので余計驚きが増して強く残った」(30代・女性)
「最初に感じた違和感がお話を通して伏線回収されていておもしろかった」(20代・女性)
「二転三転と予想を裏切られる展開だった」(30代・男性)
「白石監督、高田亮さんの脚本が最高でした」(30代・男性)
といった称賛が多数寄せられており、怒濤の物語に観客たちも引き込まれていたことがわかるが、そんななかでも特に目立っていたのがクライマックスに関するコメントの数々だ。
「最後のシーンがとても印象的で、ショッキングだった」(50代・女性)
「最後が怖かった」(30代・女性)
「ラストに向けての予想外の展開がすばらしい」(40代・男性)
「ラストは考えつかなかった」(20代・男性)
詳しくは触れられないが、最後に訪れる“ある展開”には多くの観客がド肝を抜かれたよう。「家に帰ってからも考えそう」(30代・女性)といったコメントもあり、映画が終わったあとまで尾を引く衝撃度となっている。