馬場ふみかが沖縄で明かした今後の女優業の展望「”お母さん”役という新しいフェーズが訪れるのがいまから楽しみ」

インタビュー

馬場ふみかが沖縄で明かした今後の女優業の展望「”お母さん”役という新しいフェーズが訪れるのがいまから楽しみ」

4月16日、17日の2日間にわたって開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」の特別招待作品として上映された『てぃだ いつか太陽の下を歩きたい』(2022年秋公開)。『サンゴレンジャー』(13)の中前勇児監督が、石垣島映画第2弾としてメガホンを取った本作は、都会で人に裏切られ、生きていくことに疲れきってしまった主人公まどかが、沖縄県石垣島の大自然と人の温かさに触れ、人として成長していく過程を描いている。

4月16日、17日に開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」
4月16日、17日に開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」[c]沖縄国際映画祭/よしもとラフ&ピース

MOVIE WALKER PRESSでは、まどか役を演じた馬場ふみかに「沖縄国際映画祭」にて現地インタビューを敢行。石垣島で行われた本作撮影時の思い出や、今後の女優業の展望について話を聞いた。

「どことも似つかない沖縄の雰囲気が大好き」

2009年に第1回が開催され、映画だけでなく音楽、お笑い、アートなど多岐に渡るイベントが展開される沖縄国際映画祭。2017年の第9回以来、5年ぶりの参加となった馬場に映画祭の印象について聞くと「前回来た時もそうでしたが、普段東京で会う役者さんもいらしていて、お笑いや音楽などいろんなイベントもあって、お祭りみたいな印象です」 と、ほかの映画祭とは違う、沖縄国際映画祭ならではの魅力について話す。

年に何度も来ていた時期があり、沖縄への想い入れが強いという
年に何度も来ていた時期があり、沖縄への想い入れが強いという

2020年1月下旬に撮影が行われた『てぃだ いつか太陽の下を歩きたい』。撮影後には、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり沖縄に来ることができなかったという馬場は、沖縄について「ずっと行きたいと思っていました。グラビアの撮影などで、年に何度も来ていた時期もあって、沖縄への想い入れも強くて、自然も豊かでご飯もおいしい。どことも似つかない場所というか。あと、沖縄の皆さんがすごく優しくて、迎えてくれるような雰囲気が大好きです」と笑顔を見せる。

沖縄県石垣島で人間として成長していく過程を描いた『てぃだ いつか太陽の下を歩きたい』
沖縄県石垣島で人間として成長していく過程を描いた『てぃだ いつか太陽の下を歩きたい』[c]手力プロダクション


また、映画祭前日に初めて完成した本編を鑑賞したという馬場は、「当時の思い出や記憶が蘇ってきました。皆さんにやっと観ていただけてうれしいです」と、撮影から2年を経て上映されたことへの喜びを語る。石垣島でのロケついて尋ねると、「1月下旬ごろの撮影だったので、寒かった記憶があります(笑)。冬の沖縄に行ったことはあまりなくて、現地のスタッフさんがいつもより寒いよと話していました。でも、夏の海とは違う、冬だからこその静かな海が、とてもキレイだったのが印象に残っています」と撮影当時を回想。

4月16日に行われた舞台挨拶には、中村静香、中前勇児監督と共に登場
4月16日に行われた舞台挨拶には、中村静香、中前勇児監督と共に登場

本作では中村静香が演じる里美をはじめとする石垣島の住民たちに、まどかがぎこちないながらも徐々に心を開いていく姿を丁寧に描きだす。撮影現場でキャストやスタッフ同士の距離が縮まったきっかけは、 「沖縄のおいしいご飯をみんなで食べること」だったという。「みんなでご飯を食べられることが、地方で撮影するよさだと思います。同じ宿に帰って、合宿みたいな感じで。おいしいご飯を食べながら、翌日の撮影について話して団結感が生まれます。プライベートの話もたくさんしました」と充実した撮影現場について明かした。

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