馬場ふみかが沖縄で明かした今後の女優業の展望「”お母さん”役という新しいフェーズが訪れるのがいまから楽しみ」
「成長し強くなっていく過程が表現できるように、声の出し方を意識しました」
まどかは、東京で恋人に裏切られ石垣島に逃げてきたという、普段の馬場のイメージとはまったく異なる役柄。演じるにあたっては、心境の変化が見えていけるように意識したという。「殻に閉じこもった状態から、いろんな人たちと触れ合うにつれて、最終的に彼女が成長し強くなっていく。そこの過程がしっかり出していければと思いながら演じました。そういった精神的なところを表現できるように、声の大きさに意識しました。東京の場面では、聞きとれないのでは?と思うぐらい声を小さくして、石垣島の場面では自然と声が出てくるようなイメージで。自信の表れは、声にすごい出ると思うんですよね」
また、まどかを演じながら自身と重なった点について問うと、「まどかが経験することは、誰しも経験することではないけれど、人生は楽しいことばかりではなくて。つらい、苦しい、逃げたいって思うことは誰にでも降り掛かってくるものだと思います。でも、時には逃げることも必要な場面もあるだろうし、それによってもう一度頑張れるようになれることもある。だから私も疲れたら石垣島に行こうかなって思いました」と語り、撮影を通じて徐々にまどかの考えることについて共感できるようになったという。
そんな馬場は『恋は光』(6月17日公開)や『バイオレンスアクション』(8月19日公開)など、話題作への出演が続いている。今後の女優業の展望について聞いてみると、「いろいろな役にチャレンジできているので、それは変わらずそうありたいと思っています。もう数年すると、”お母さん”という新しいフェーズが訪れるのかなと思うので、それがいまからとても楽しみです」と輝くような笑顔で話す。
「ただ、お芝居のなかで演じている“馬場ふみか”だけでなくて、自分が思っていることを形にしたいなと思っています。どういった形かは明確にはないですが。最近は役者さんが映画を撮ったりとか、いろんな活動をするようになってきています。私個人がやりたいなって思うことを形にできたらいいなと思います」と強い意欲をのぞかせた。
取材・文/編集部