シャボンの油膜越しという幻想的な演出が明らかに『バブル』ウタの視界を切り取った新規場面写真解禁

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シャボンの油膜越しという幻想的な演出が明らかに『バブル』ウタの視界を切り取った新規場面写真解禁

アニメ「進撃の巨人」の荒木哲郎監督がメガホンをとり、縦横無尽なカメラワークで、重力が壊れた東京での少年と少女の出会いを描くオリジナルアニメ『バブル』。5月13日(金)に劇場公開を控え、Netflix版が現在配信中の本作より、4点の新規場面写真が到着した。

【写真を見る】ウタの目線はレンズのように、四隅にぼやけと色味が加えられた幻想的なもの
【写真を見る】ウタの目線はレンズのように、四隅にぼやけと色味が加えられた幻想的なもの[c]2022「バブル」製作委員会

荒木監督が川村元気プロデューサーとタッグを組み、脚本に虚淵玄、キャラクターデザイン原案に小畑健、音楽に澤野弘之、といった豪華スタッフが集結した本作は、「にんぎょ姫」の物語をモチーフに作られた、儚くも美しいエモーショナルなアクションラブストーリー。主人公のヒビキ役の志尊淳、バブルを調査する科学者のマコト役の広瀬アリス、さらに宮野真守、梶裕貴、畠中祐、千本木彩花、井上麻里奈、三木眞一郎ら、人気声優らが出演。また、シンガーソングライターのりりあ。がヒロインのウタの声を演じる。”近未来背景のにんぎょ姫が、海に沈んだ東京のビルの上に座っている姿”を描いた荒木監督による一枚のスケッチから着想を経て、虚淵の手により少女が恋をした末に泡になるという「にんぎょ姫」の物語が、少年に泡が恋して少女になるという物語に昇華された。

このように、ウタの目線が重要が重要なキーワードとなっており、今回解禁された場面写真では、フィルターを通して世界が描かれたウタの目線が切り取られている。ウタ目線や、ウタの記憶を切り取ったそれぞれの画像は、シャボンの油膜越しのように、専用のレンズ前フィルターにより、四隅に微かなボケと色味が加えられ、全体に明るさを上げられた幻想的なものとなった。この演出に関して荒木監督は、「佐藤直子さん(共同脚本)があるシーンで『ウタの見る光景は光に満ちていて、ウタはこんなにも世界を美しく見ていたのかとわかる』と書いてくれていて。それを採用しました」と明かしている。さらに、本作ではカラースクリプターという色の専門家を招き、美しい世界を作り上げるためまさに色にこだわって製作されている。

佐藤が「失ってしまった青春の一瞬のきらめきを表現したかった」と語るウタの鮮やかな物語。この世界に生まれて恋をするウタの青春はどのような運命を紡ぐのか?ウタだけが見る美しい世界を、是非劇場で体感したい。

文/鈴木レイヤ

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