井上真央主演『わたしのお母さん』が公開決定!ティザービジュアル&特報映像が解禁
<コメント>
●井上真央(夕子役)
「少し長い道のりとなりましたが、タイトルが変わり、今日までゆっくりとあたためられてきたことを実感しています。皆さんに観ていただくことでこの作品がどのように育っていくのか、楽しみです。母と子の積み重ねてきた想い、静かに流れる時間を感じてもらえたらと思います」
●石田えり(寛子役)
「生きていく、ということは、つまるところコミュニケーションだと思っている。自分の思っていること、考えていることを、どうしたら伝えられるのか。逆に、相手の言うことを先入観なしに受け止めて、理解できているのか。本当のことを言うのは勇気がいるし、時には嫌われるし、面倒くさい。人は良いところばかりではないのだから、片目をつぶってつき合う方がうまくいくという考え方もある。
でも、本当に大切だと思うなら、命がけで伝えることも必要だと思う。いくら心をくだいても誤解されて、悪意の倍返しにあうこともある。そして、自分の伝え方が悪くて傷つけてしまったのかと悩んだりもする。それでも、まずは、自分自身に対して、百パーセント正直であるのか、そこからはじめる。だから、たとえ悲しくても先へ進める。そして時には、全開の会話で、笑って元気になれる」
●杉田真一監督
「脚本を書きながら思い描いた世界。井上真央さん、石田えりさんが演じられることで、その思い描いていた世界が徐々に崩れはじめた時の快感。そして撮影を進めながら、少しずつ丁寧に、新たな世界をともに積み上げていくことの喜び。カットの声を発するのがもったいないくらい、とてもとても幸せな化学反応を幾度も目の当たりにした夢のような日々でした。視線のうつろい、指先の迷い、言葉よりも雄弁な佇まい…挙げだしたら切りがありませんが、俳優陣の繊細ですばらしい表現を大きなスクリーンでご覧いただけることを心より祈っております」
文/久保田 和馬