“マナカケンゴ”も涙!『ウルトラマントリガー』グランドフィナーレ舞台挨拶が開催
映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』のグランドフィナーレ舞台挨拶が、7月2日にグランドシネマサンシャイン池袋で開催。本作の主人公、マナカケンゴ役の寺坂頼我、ヒロインのシズマユナ役の豊田ルナ、ケンゴのライバルで良き理解者でもあるヒジリアキト役の金子隼也が再集結した。また、7月10日(日)よりスタートする新番組「ウルトラマンデッカー」の主人公であるアスミカナタ役の松本大輝も参加し、全員が劇中の“役”としてファンの前で舞台挨拶を行った。
「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」の完結編として制作された映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』は、3月18日より「TSUBURAYA IMAGINATION」で独占配信され、全国劇場でも同時公開されたが、ファンに惜しまれつつも5月12日に最終上映を迎えた。そんななか、本日一度きりのスクリーン上映会が開催され、「ウルトラマントリガー」が「ウルトラマンデッカー」へとバトンをつなぐ貴重な瞬間を見届けようと、幅広い世代のファンが詰めかけた。
テレビシリーズから映画まで1年間続いた「ウルトラマントリガー」が、遂にグランドフィナーレを迎えることについて、ケンゴは「こうやってイベントができるのが本当にありがたいなと思います」と、その心境を感慨深く語った。
その後、3人が出会った当初の思い出についてクロストーク。1年以上前のことを振り返って、アキトは「ユナは、はじめから天真爛漫でいい子なんですが、途中からツッコミとかを入れてくれるようになった」と徐々に打ち解けていったユナとの思い出を語った。
ユナもアキトに対して「はじめはクールガイだけど、だんだんとおちゃめな一面が出てきました」と振り返った。またケンゴの印象については2人で声を揃えて「出会ったときからずっとケンゴ。ずっとその笑顔に元気をもらっています!」とケンゴに、感謝の気持ちも伝えた。そんなケンゴも2人の印象を聞かれると、真っ先に「大好きです!」と熱い想いを伝えた。
続いて、まもなく始まる新テレビシリーズ「ウルトラマンデッカー」の話題に。3人と同じ、GUTS-SELECTの活躍が描かれるということもあり、自分たちの後輩隊員ができることについて、ユナは「私、先輩なんてできるんでしょうか」と戸惑いつつも「応援したいです」とコメントすると、アキトも「とにかく楽しみです!」と、優しい先輩の表情を見せた。
そして、すでに新シリーズへの参加が決定しているケンゴは「いろんな部分で成長した姿を見せられると思います!」と力強く語ったあとで、新作での活躍にも意気込みを語るも、うっかり「僕たちも」と口を滑らしてしまい、実はケンゴだけではなく、ユナやアキトも「ウルトラマンデッカー」に登場することが判明!ファンとしては願ってもない新情報に、会場には喜びの大きな拍手が沸き起こった。
新たなシリーズでの役どころについて、ユナは「まだ明かせない」としつつも「大人っぽい私の姿が観られるので、ぜひご覧ください!」と、ファンの期待を高まらせた。
イベントの最後には、前作「ウルトラマンZ」の主人公、ナツカワハルキ(平野宏周)からのメッセージが披露された。面白おかしくも、真摯なハルキ節が詰まったサプライズメッセージに、ケンゴやユナ、アキトは思わず目に涙を浮かべる一幕も。ケンゴは涙ながらに「先輩たちがいて僕たちまでつながっているので。最高にかっこいい先輩です!」と先輩ウルトラマンへの想いを感慨深く語った。
この日グランドフィナーレを迎えた心境を最後に聞かれたアキトは「本当は泣く予定なかったんですけど…。これからもウルトラマンを応援していきたいです」と声を震わせると、ユナも「本当に皆さんに愛されていると感じました。みなさんの笑顔でここまでこられました」と温かいファンへ感謝の言葉を伝えた。
また、先輩との共演を果たしたカナタは「トリガーファンのみなさんの温かさを感じました。これからデッカーとして進んでいくのがすごく楽しみになりました!」と力強くコメント。ケンゴは最後まで声を詰まらせながらも「まだ戦いは続いていますが、トリガーになってみんなに出会えて、本当に最高でした。ウルトラマンをずっと好きでいてください!」と、この日一番の笑顔を見せた。
文/山崎伸子