3年ぶりにリアルも開催される「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」周辺スポットを探訪！SKIPシティの満喫術は？

お宝映像が見つかりそう！「番組・映像公開ライブラリー」

SKIPシティを訪問して実感したのが、1日ではまわりきれないほど充実しているということ。まだまだ見どころがあります！映像好きな人にはたまらないスポットなのが、埼玉県とNHKが共同で運営する「番組・映像公開ライブラリー」。貴重な資料も豊富な、国内最大級の“映像の図書館”だ。

好きな映像を選んで視聴できるブースがあり、NHKの番組約1万本が見放題なうえ、埼玉県がデジタルアーカイブした映画、テレビ番組、静止画約2万5,000点が視聴可能。タイトルやキーワードで見たい番組を、簡単に検索することができる。実際に視聴ブースに座ってみると、検索が止まらなくなるほど楽しい。担当者によると「埼玉県の歴史、文化を映しだした動画と静止画を、無料で見ることができます。人気があるのは鉄道の映像です」とのこと。いろいろと検索していたら里中満智子先生の漫画作品まで見つかるなど、まだまだお宝コンテンツが発掘できそうで、長時間滞在してみたいライブラリーだ。

そして「彩の国くらしプラザ」は、参加体験型の展示ゾーンやシアターによって、安心・安全で豊かな消費生活について学べる場所。お買い物ごっこをしながら「余計なものは買っていないかな？」とチェックできるコーナーや、実物大の玄関から悪質な訪問販売員があの手この手で勧誘してくるコーナー、リアルなお金の実際の重みを体感できるコーナーなど、頭と体を使って消費生活の訓練にトライ。子どもと一緒ならば、楽しんでいるうちにお金の使い方や暮らしに必要な知識を身につけられる、お役立ちポイントになりそうだ。

風味豊かなラーメン、冷えたビール、おいしい珈琲に舌鼓

映画祭やその周辺を楽しみ倒すのに欠かせないのが、美味しい食事！SKIPシティ内にあるラーメン屋「ばんくる」は、映画上映のはしごの合間に入店してみるのも◎。映画を観終わったあとならば、「オススメはやっぱりビールと焼き鳥でしょう！」と店主。柔らかくてジューシーな焼き鳥をビールで流し込めば、暑い夏の疲れもスッキリ解消。また和節月見みそラーメンは、厳選したカツオとにぼしの風味豊かな1杯。餃子は新鮮なキャベツと肉入りで、どちらもビールとの相性もバッチリだ。

またSKIPシティから徒歩3分ほどの珈琲店「Java Jive」(ジャバジャイブ)は、レコードから流れる音楽を聴きながら、ゆったりと珈琲を味わえるなんともステキな空間。店内に一歩足を踏み入れると珈琲のいい香りと、豆を焙煎する時のパチパチとした音が響き渡り、一気にリラックスモードに。珈琲豆の販売もしており、注文を受けてから生豆を焙煎してくれるので、焙煎したての珈琲豆を購入することができる。「スタンリー・キューブリックやフェデリコ・フェリーニが好き」という映画好きのご主人によると、映像や音楽関係者もよく足を運んでいるとか。映画鑑賞後に、落ち着いた店内で映画談義に花を咲かせてみるのも趣があるもの。通いたくなるSKIPシティ周辺を、ぜひこの機会に堪能してほしい。

取材・文/成田おり枝