「DEATH NOTE」再実写化に「ストレジャーシングス」スピンオフ…ダファー兄弟、制作会社設立&新プロジェクト発表!
「ストレンジャー・シングス」のクリエイターであるダファー兄弟とNetflixが、制作会社「アップサイドダウン・ピクチャーズ」を設立し、複数のプロジェクトを進行させていることが発表された。
この新会社では、BBCアメリカの「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」、Netflixの「オザークへようこそ」、huluの「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」、Apple TV+の「シャイニング・ガール」などのプロデューサーを務めた、ヒラリー・リーヴィットとダファー兄弟が率いて、様々なコンテンツを制作していくという。ダファー兄弟は、「ヒラリーと初めて会ってすぐに、『ジョーズ』や『ホーム・アローン』『スピード』などの映画の話で意気投合し、気が合う仲間を見つけたと確信しました。彼女は本当に稀有な才能の持ち主であり、アップサイドダウン・ピクチャーズを設立するうえで、彼女が一緒にいてくれることに非常に感謝しています」と述べている。
アップサイドダウン・ピクチャーズの設立と同時に、現在進行中のいくつかのプロジェクトも発表になった。ダファー兄弟の名を世に広めるきっかけとなった「ストレンジャー・シングス」関連では、スピンオフの制作と舞台化が進められている。舞台化には、英国の演出家で『リトル・ダンサー』(00)や『愛を読む人』(08)のメガホンを取り、舞台演出も多く手がけるスティーヴン・ダルドリーや、舞台プロデューサーのソニア・フリードマンが名を連ねている。
そのほか、スティーヴン・キングとピーター・ストラウブによる小説「タリスマン」のシリーズ化を、スティーヴン・スピルバーグのアンブリン・ピクチャーズとパラマウントテレビジョンが共同で開発している。また、漫画「DEATH NOTE」をもとにした新しい実写版テレビシリーズや、「ダーククリスタル:エイジ・オブ・レジスタンス」のクリエイターによるオリジナルシリーズが進められているという。これら5本の新プロジェクトは、アップサイドダウン・ピクチャーズとNetflixによって開発されている。
5月27日にシーズン4のエピソード1から7までが配信され、7月1日にラスト2話が配信になった「ストレンジャー・シングス」。配信開始から28日間で、11億5000万時間という視聴時間を記録し、Netflixの歴代人気ランキング(英語テレビシリーズ)で1位となった。6月27日から7月3日のランキングでは、93か国でトップ10入りし、シーズン3が52カ国、シーズン2が59カ国、シーズン1が79カ国でトップ10入りするという人気ぶりだ。世界中で、1週間におよそ3億3501万時間視聴され、歴代最も視聴された英語によるテレビシリーズとなった。これらの大記録が証明するように、ダファー兄弟が作る作品に世界中が注目している。今後も、懐かしくも新しいオリジナルな作品を見せてくれるだろう。
文/平井伊都子