【連載】「MINAMOの話をきいてミナモ?」 第5回 過去や未来について考えてみた

コラム

【連載】「MINAMOの話をきいてミナモ?」 第5回 過去や未来について考えてみた

いま人気急上昇中のAV女優、MINAMOが愛する映画や本、音楽、さらには自身の様々なことを語る連載「MINAMOの話をきいてミナモ?」。第5回はいろんなSF映画や漫画を引き合いに出しながら、未来や過去についての思いを語っていただきました。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は全ての人にSFの魅力を教えてくれる映画

【写真を見る】過去や未来に行けたら、MINAMOはいったいなにをする!?
【写真を見る】過去や未来に行けたら、MINAMOはいったいなにをする!?撮影/SAEKA SHIMADA ヘアメイク/上野知香

好きなAV監督に「次のコラムのテーマは何が良いでしょうか?」と聞いてみたら「じゃあ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でしょ」と言われた。なるほど。さらに監督は「SFと絡めて、もし過去や未来に行けるとしたらみたいな話をするのはどうか」と内容のヒントまでくれたのだ。ありがとう、監督。いつかあなたの発案した、とても内容は面白いのに通らなかった(そのわけはわかる)AVに出たいです。

毛嫌い、とまではいかないがなんとなく避けていたものをだんだんと受け入れて自分の生活に馴染むまでになったものもたくさんある。Siriなんかは意思疎通ができない感じが怖かったし、電子書籍などもってのほか、絶対紙だろと思っていた。そしてSFもその中の一つだった。
  
そんなこんなで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をもう一度鑑賞してみた。シンプルかつ伏線が張り巡らされた巧妙なストーリーは言わずもがな。出てくる未来的な機械も魅力的だ。エンディングを迎える前に、愛もロマンも夢も詰まったこの映画を必ずもう一度見たくなると確信する“パーフェクトムービー”である。本作は裏話がたくさんあることでも有名だ。日本経済が一番盛り上がっていたころのメイド・イン・ジャパンのモノがたくさん出てくるのも必見。世界中で愛されているこの映画は私に、きっと全ての人にSFの魅力を教えてくれる映画でもあるだろう。

 最高のSF映画との呼び声も高い『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
最高のSF映画との呼び声も高い『バック・トゥ・ザ・フューチャー』[c]Universal Studios / Everett Collection / AFLO


もしも過去に戻れるとしたら自分はどこに戻って何がしたいだろう。ほんの少しの反抗心から口走った、母への酷い言葉を回収したり、人と本当の意味で向き合うことや愛されることが怖くて逃げ出してしまった元カレとの家に戻ってシンクに溜まったお皿を洗ったり。いっそのことこの世に誕生した瞬間に戻るのか。

■MINAMO プロフィール
京都府出身。2021年6月にSOFT ON DEMANDよりAV女優としてデビュー。趣味は映画&レコード鑑賞、読書。
YouTubeにて「MINAMOジャンクション」を配信中。
Twitter:@M_I_N_A_M_O_
Instaglam:minamo_j


人気セクシー女優がエンタメ愛を語るエッセイ連載「MINAMOの話をきいてミナモ?」

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