須田景凪、Saucy Dogが『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』の主題歌に!本予告も解禁
乙野四方字の小説2作をアニメ映画化する『僕が愛したすべての君へ』、『君を愛したひとりの僕へ』(2作同時に10月7日公開)。このたび、本作より本予告が解禁され、それぞれ作品の主題歌をボカロP、バルーンとしても大活躍している須田景凪と、Saucy Dogが担当することが決定。さらに、追加キャスト情報も発表された。
本作は、2作の観る順番で結末が大きく変わる二つのラブストーリー。原作は、2016年6月に刊行され、“並行世界”を行き来することができる世界の同じ名前の二人の少年が、それぞれの世界で一人の少女と恋に落ちるという斬新な設定で、累計発行部数31万部を売り上げた。『僕が愛したすべての君へ』を松本淳監督、BAKKEN RECORDが制作、『君を愛したひとりの僕へ』は、カサヰケンイチ監督、トムス・エンタテインメントが制作する。また、それぞれの作品の主人公、暦を宮沢氷魚、『僕愛』のヒロインである和音を橋本愛、『君愛』のヒロインである栞を蒔田彩珠が担当する。
『僕愛』の本予告は、暦の「あの時はまだ僕たちは同じ世界にいたんだね」というナレーションから始まり、須田景凪の創りだすキャッチーでノスタルジックなメロディの主題歌「雲を恋う」が入り、映像の世界観が一気に広がっていく。主題歌を担当した須田は「様々な関係性の形がある中で、共犯者で在れるように音楽を作りました。過去が霞んで行って未来のことがわからずとも、確かなものがあると信じています」と楽曲についてコメントしている。
一方『君愛』の本予告では、栞の「いつか暦くんと結婚するんだと思ってた」というセリフから始まり、Saucy Dogが奏でる優しいメロディに、ボーカルの石原の歌声が入ってくるという内容のもの。お互いを運命の相手と思い惹かれていく暦が栞。栞をあらゆる手段を使ってでも助けようとする一途な暦の想いが感じられる映像になっている。主題歌の作詞を担当した石原は「時間を戻せたら、あの時どうしていれば僕らはまだ『ふたり』でいたのか。望んでいた未来には程遠いけれど、きっとまたそっちで会えるよね。思い出話はその時にしよう」と楽曲についてコメントしている。
さらに、追加キャストとして『君愛』の栞の母役で水野美紀、おばあさんになった和音役で余貴美子、おじいさんになった暦の役で西岡德馬らの出演が決定。彼らが作品にどのような深みを与えてくれるのかも気になるところ。
『僕愛』、『君愛』それぞれの世界で生きる主人公たちに待ち受ける運命と、恋の結末とは?『僕愛』から観ると“ちょっとせつない”、『君愛』から観ると“幸せ”な2つのラブストーリーの斬新な設定をぜひ劇場で目撃したい。