ファイルーズあい&悠木碧&成瀬瑛美の3世代プリキュア声優が語る、シリーズが愛され続ける秘密「観ているだけで胸に希望が満ちる」
「プリキュアは『Yes!プリキュア5』の“ココとナッツ”目当てで見ていました…」」(ファイルーズ)
――「トロプリ」「ヒープリ」「スタプリ」、3シリーズとも全然カラーが違うのも大きな魅力ですが、ご自身以外のシリーズをそれぞれどう感じていますか?
ファイルーズ「全体的なイメージとして『ヒープリ』は優しく温かい感じがしていて、『スタプリ』はキャラクターデザインがビビットでとってもかわいいのが印象的です」
成瀬「『ヒープリ』は観てるとなんだか爽やかな風が吹いてくるような、地球のお手当がキーワードでもあるので大自然が描かれていたりと、とても清らかな気持ちになって癒やされます。私も地球についていろいろと考えようとか、同じ星で生きる生命たちを愛して、いい感じにしていこうとか…」
悠木&ファイルーズ「いい感じに(笑)」
成瀬「そうやって言うと少し浅はかに聞こえてしまうかもしれないんですけど(笑)。切り込み方がほかのシリーズとも違ってすばらしい作品だと思うので、子どもができたら是非観せてあげたい作品です!『トロプリ』は、作風自体が私自身非常に好みの作品で、徹底された明るさがあって遊び心も多くて、最後までハッピーのまま突っ走ってくれたので、本当に大好きな作品です」
悠木「『スタプリ』と『トロプリ』は、とてもエネルギッシュな作品でしたよね!『スタプリ』はいろんな種族を描いて、それこそ多様性を愛するということが描かれていたし、『トロプリ』の方はとにかく眩しくて見ているだけで元気になるような、笑ってる人がそばにいるだけで人って元気になれるってすごく重要なことだなと感じました。それぞれのシリーズが人の心に絶対的に必要な要素を描いていたので、今回その世代で集まれたこともとてもうれしく思います」
――3シリーズとも魅力的なキャラクターばかりでした。現在放送中の「デパプリ」は17代目のプリキュアになりますが、シリーズのなかでみなさんの“推し”のキャラクターを教えてください
悠木「私はずっと変わらず(『キラキラ☆プリキュアアラモード』の)“キュアショコラ”です(笑)。中性的でカッコいいプリキュアでしたけど、しなやかな優しさもしっかりと見えて、様々なプリキュアがいるなかで『こういう人もいていいんだ』というよさが詰まっている。プリキュアってやっぱりお子さまが憧れるものだから、『どんな女の子でもプリキュアになれる』というメッセージ性もいいですし、そういう意味で“キュアショコラ”はなにか一つ、自由を与えてくれた感じもします。めちゃくちゃかわいいです」
成瀬「私は昔から『プリキュア』シリーズが大好きで、“キュアスター”を演じる前まではずっと(『ハートキャッチプリキュア!』の)“キュアマリン”推しと答えていたんですけど、自分たちが演じたあとだとやっぱり自分のチームの子たちが…。みんなそうだと思うんですけど(笑)」
悠木「わかるわかる!」
成瀬「そういう気持ちも芽生えて、演じるってこういうことなんだなと思うんですけど…やっぱり“キュアマリン”大好き(笑)!自由奔放な感じの女の子で、『いろんなことを言ってもいいんだ』と思えて好きになりました。悠木さんが“キュアショコラ”を推している気持ちと近しいかもしれないです」
悠木「家族と推しは、別だからね!」
ファイルーズ「熱いお話のあとでごめんなさい…プリキュアは、『Yes!プリキュア5』の“ココとナッツ”目当てで見ていました…」
成瀬&悠木「それも正解だと思う(笑)」
ファイルーズ「『Yes!プリキュア5』の映画を観に行ったという話をしたことがあったのですが、実はココとナッツと石田彰さん(『映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ』に登場するキャラクター”ドライ”の声優)が目当てだったんです…」
悠木「わかる。いいよね、私も好き!」
ファイルーズ「なので私の好きなキャラクターは…“ココとナッツ”でお願いします!」