「再びどっぷりと“ダウントン・アビー沼”にハマれた!」豊田エリー、中瀬ゆかり、ハリー杉山…ファンが愛に満ちた劇場最新作を語り尽くす

コラム

「再びどっぷりと“ダウントン・アビー沼”にハマれた!」豊田エリー、中瀬ゆかり、ハリー杉山…ファンが愛に満ちた劇場最新作を語り尽くす

「傑作です。人間味あふれる彼らのストーリーに是非唖然としてほしい」(ハリー杉山)

タレントとして幅広く活動し、イギリスの全寮制のパブリック・スクール、ウィンチェスター・カレッジの生徒でもあったハリー杉山ももちろん、生粋のダウントニアンだ。

「ダウントン・アビー」愛を熱く語ってくれたハリー杉山
「ダウントン・アビー」愛を熱く語ってくれたハリー杉山

最新作を観た感想からも、「傑作です。衝撃です。全員主役に見えてくるほど1人1人のストーリー、秘密、恋、キャリアが新たな展開を迎えます。ニヤニヤするウィット、様々な涙、もう最高!ウィンチェスターの先輩、ヒュー・ダンシーも新たに参戦していれば、イギリスの文化の真骨頂をユーモアと共に伝える2時間5分でした」と興奮している様子が伝わってくる。

難航するジャックの映画撮影を支えていくメアリー
難航するジャックの映画撮影を支えていくメアリー[c] 2022 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

お気に入りキャラクターを聞くと、「バイオレット。ひと言ひと言のウィットに惚れぼれ」と即答。お気に入りシーンは、「ネタバレになるので何も言いませんが、恋が実る、階級制度と上と下の世界を越えるLOVEが…。いや、黙ります(笑)」と具体的なシーンは挙げてもらえなかったものの、とにかく夢中になって物語や映像、音楽にのめり込んでいたことはわかってもらえるはず。

ハリーにとって「ダウントン・アビー」はどのような存在なのだろうか?「いま、エリザベス女王陛下の崩御と共に再注目される英文化、そして古くから英文化を象徴するノビリティ、貴族の日常を楽しく学べる、知ることができる唯一無二のシリーズだと思います」。

もちろん、フランスでもお茶会は欠かせない
もちろん、フランスでもお茶会は欠かせない[c] 2022 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ファンに向けて、「観ないと一生後悔します。原題にある"A New Era"とは新たな時代。皆さんが愛するキャラクター全員が新たな人生の扉を開けます。これを見逃してはダウントニアンと言えません!」と熱い言葉を送ると共に、シリーズ未見の人にも本作を楽しんでほしいと熱烈にプッシュ!

「皆さんは英国貴族にはどんなイメージを持ちますか?ノビリティ、品格、社会の頂点、煌びやかなインテリアでアフタヌーンティーを楽しみ、外の空気を吸う時には馬に乗るのが日常?もちろんそうです。ただ彼らは我々と同じ人間。我々と同じように人生の葛藤や裏切りや社会の壁にも立ち向かったり、流されたり。最高なインテリアとファッションに包まれながら、人間味あふれる彼らのストーリーに是非唖然としてほしいです!」。


南仏へ向かうグランサム伯爵ことロバートと妻のコーラ
南仏へ向かうグランサム伯爵ことロバートと妻のコーラ[c] 2022 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

「英国貴族の華麗なる世界の、悲喜こもごもな人間ドラマ」(石川三千花)

映画、ファッションについてのイラストやエッセイを発表しているイラストレーター、石川三千花も「ダウントン・アビー」を愛してきたファンの1人。「ダウントン・アビー」をひと言で説明するなら?、そんな問いに対して、「英国貴族の華麗なる世界の、悲喜こもごもな人間ドラマ」と完結に答えてくれた。

最新作の感想を聞くと、「これだけ多くの登場人物がいながら、それぞれに個性を持たせて、その人間模様は英国貴族といえども実に人間くさい。アンサンブル演技の見事さに加えて、背景となる屋敷や庭園、調度品などの歴史ある佇まい、美しい衣装など視覚的に楽しめる要素が多い」と評している。

テニスに興じるなどすっかりリゾート気分に
テニスに興じるなどすっかりリゾート気分に[c] 2022 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

特に印象に残った登場人物には、ほかの人たちも挙げているバイオレット。「先代伯爵夫人バイオレット。演じるマギー・スミスの、いかにも英国貴族然とした威厳とユーモア、格の違いを醸し出す存在感。まるでクローリー一族におけるエリザベス女王のよう」。

ほかにも、長女メアリーの毅然とした立ち居振る舞いもピックアップしている。「ハリウッドのスターがクローリー家の使用人に言いたい放題の横柄な態度を取った時に、メアリーが『当家の召使いは、不躾なもの言いに慣れておりませんので』と非を認めているようで、やんわりと相手をとがめる独特な言い回しが、いかにも上流階級的で感心した」。

【画像を見る】映画スターと撮影隊がダウントン・アビーに訪れて大騒ぎ!描き下ろしイラストでお気に入りシーンを再現
【画像を見る】映画スターと撮影隊がダウントン・アビーに訪れて大騒ぎ!描き下ろしイラストでお気に入りシーンを再現イラスト=石川三千花

人々が「ダウントン・アビー」に惹かれる理由については、「格式ばった20世紀初頭の英国貴族が、視覚的には現実ばなれした華麗さを見せるが、その内情や人々の感情はいま現在の人々に通じるものがある。制約のある貴族社会での人間ドラマがおもしろい」と分析。この記事内でも度々言及されているが、当時の社会背景を取り入れつつも、登場人物たちが織りなす普遍的なドラマが観る者を虜にする大きな要因になっているようだ。


華麗なる一族に魅了される『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』特集【PR】

関連作品