”チームゴリラ”を率いるマ・ドンソクのプロデューサーとしての活躍ぶり。「PUBG」ショートムービーからドラマ、ハリウッドリメイクまで
『犯罪都市』続編は、前作以上のマブリー濃度!
手掛けた作品のなかでも『犯罪都市』(17)は、企画から携わり、5年の構想期間を経て実現したバイオレンスアクションで、R指定作品として韓国で歴代興収3位という大ヒットを記録した1作。その続編となる『犯罪都市 THE ROUNDUP』にももちろん「チームゴリラ」が携わっており、マ・ドンソクは今作からプロデューサーも務めている。
圧倒的な腕っぷしを誇り、少々やりすぎな捜査で世間の目を集めがちな型破りの刑事マ・ソクト(ドンソク)は、同じ強行班の班長チョン・イルマン(チェ・グィファ)と共に、犯人の引き渡しのためベトナムに向かう。そこで凶悪犯のカン・ヘサン(ソン・ソック)が引き起こしている誘拐殺人事件の数々を知り、現地警察の制止を振り切って捜査を開始する。
映画の冒頭から立てこもり犯を投げ飛ばしたり、チンピラの巣窟で大暴れしたり、さらには犯人をバスのフロントガラスが突き破る勢いで蹴り飛ばすなど、マ・ドンソクでしか成立しないような豪快なアクションが連続していく。
そんな屈強な姿を見せたかと思えば、鍵のかかったドアノブを破壊して「開いてた」というギャグなど、コミカルな要素も前作よりはるかに増えており、チャーミングな姿も存分に堪能できる、マ・ドンソク成分120%の1作に仕上がっている。
韓国国外での出演作リメイクが多数始動中!
『犯罪都市3』の制作も進行中で、さらなる勢いに乗るドンソクは、自身の出演作のハリウッドリメイクなど最近は韓国外での映画制作にも積極的。
『悪人伝』のハリウッドリメイク版では、マ・ドンソクがアメリカに設立した製作会社、ゴリラ8・プロダクションズが、シルヴェスター・スタローンの製作会社バルボア・プロダクションズと共にプロデュースを担当。マ・ドンソク自身の主演続投も決まっており、期待が高まる。
さらに日本では、LDH JAPANとエージェント契約を結ぶと、LDH JAPANが新設した日韓共同会社「HIAN」のサポートのもと、『犯罪都市』のリメイク企画を始動。活躍の場をどこまでも広げている。自身の魅力を熟知した作品を作りだしてはヒットに導いているマ・ドンソク。『犯罪都市 THE ROUNDUP』では、そんな彼のプロデューサーとしての実力にも注目してほしい。
文/サンクレイオ翼