橋本環奈のピンク髪ツインテールがまぶしい!再現度を徹底比較、中村光作品のぶっ飛びキャラクターたち
中村光の同名コミックを福田雄一監督が実写映画化した『ブラックナイトパレード』が公開中だ。中村作品と言えばイエスとブッダの同居生活を描いた「聖☆おにいさん」など独特の世界観で知られており、登場するキャラクターもインパクト抜群で、実写化の際にはその再現度も注目を集めてきた。ここでは本作をはじめ、過去の中村原作の映像化作品におけるキャラクターの姿を振り返っていく。
実写化難度高めの“ピンクツインテヘア”も超お似合いな橋本環奈
大学受験にも就活にも失敗し、コンビニで働くフリーターの日野三春(吉沢亮)が、突如黒サンタ服姿の男に連れ去られ、怪しげな組織「サンタクロースハウス」で世界中の子どもにプレゼントを配る”ブラックサンタ”として働くことになる様子を、福田監督らしいギャグ描写満載でユーモラスに描く『ブラックナイトパレード』。
顔がないサンタクロースハウスの社長クネヒト、工場で働く妖精のリーダー、帽子さんといった見た目のインパクト大なキャラクターが漫画の世界からそっくりそのまま登場しているなか、三春をはじめとする個性豊かなサンタたちの再現度も抜群だ。
特に目を引く完成度を誇っているのが、天才ハッカーサンタの北条志乃。色鮮やかなピンクのツインテールヘアという実写化難度高めな髪型も、演じる橋本環奈に違和感なくマッチしている。
また見た目だけでなく、かわいい顔して実はクレイジーなキャラクターの一面もしっかりと表現しており、子どもが良い子か悪いかを見分けるためにハッキングをする際に浮かべる笑顔は狂気的。漫画以上に漫画的な表情など振り切った演技を見せている。そんな志乃は原作ではある秘密を抱えており、ショッキングな姿を見せているのだが、その姿が映画では盛り込まれているのか、にも注目したい。
吉沢亮、中川大志、渡邊圭祐ら男性主要キャラも再現度高し
一方、主演の吉沢はサラサラヘアの見た目もさることながら、どこかどんよりとしたキャラクターの雰囲気、目&口をかっ開いてのリアクションなど、テンションの上がり下がりの激しい演技で主人公の三春になりきっている。
また、とにかくチャラい歯抜けサンタ、田中カイザーを演じる中川大志のイラッとくるような特徴的なしゃべり方や、寡黙で仏頂面のイケメンサンタ、古平鉄平を涼しげに演じる渡邊圭祐など、どのキャラクターのツボを押さえており、原作ファンも納得の再現度と言えるだろう。