映画『Winny』吉岡秀隆、吹越満ら追加キャスト12名一挙解禁！ムビチケの発売も決定

東出昌大と三浦貴大をW主演に迎え、ネット史上最大の事件を描いた映画『Winny』の公開日が3月10日(金)に決定。あわせて、本作の特報映像、本ポスターに加え、吉岡秀隆、渡辺いっけい、吉田羊、吹越満ら12名の追加キャストが解禁となった。

国内外で次回作が期待されている若手監督、松本優作がメガホンをとり、「Winny」の開発者、金子勇(東出)と弁護士、壇俊光(三浦)の物語を描く本作。2002年、簡単にファイルを共有できるソフト「Winny」を開発した金子は、試用版を「2ちゃんねる」に公開。本人同士が直接データのやりとりができるシステムで、瞬く間にシェアを伸ばすが、その裏で大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードが横行する。やがて、社会問題へ発展し、逮捕者が続出するなか、開発者の金子も著作権法違反幇助の容疑で2004年に逮捕されてしまう。サイバー犯罪に詳しい弁護士、壇は「開発者が逮捕されたら弁護します」と話していた矢先、金子逮捕の報を受け、弁護を引き受けることに。金子とともに裁判で警察の逮捕の不当性を主張するが、第一審では有罪判決。運命の糸が交差し、世界を揺るがす大事件へと発展していくのだった。

今回解禁となった特報は、革新的なソフト「Winny」を開発した罪で逮捕、勾留された金子に、壇弁護士が「戦うしか無いですよ」と鼓舞するシーンから始まるもの。天才はなぜ、警察に潰されたのか？金子と「Winny」をめぐる様々なニュース報道や世論、国家権力の思惑のなか、その是非を巡り議論が繰り広げられる緊迫感あふれる映像となっている。

あわせて到着したポスターは「不当逮捕から無罪を勝ち取った7年の道のり」というコピーとともに、金子と弁護団が裁判所へ向かう様子を切り取ったもの。メディアと世間の目に晒さるなか、未来の技術者のために戦った男たちの力強い姿が伝わるポスターだ。

さらに、合計12名の追加キャストも発表に。警察内部の腐敗を暴く仙波敏郎を吉岡、金子逮捕の陣頭指揮をとる北村文哉を渡辺、金子の姉を吉田羊、壇に手を貸す敏腕弁護士、秋田真志を吹越満が演じる。さらに、皆川猿時、和田正人、木竜麻生、渋川清彦、池田大、金子大地、阿部進之介、田村泰二郎らが出演。吉岡は「実際にいらっしゃった警官の役は難しかったですが、監督始めスタッフと映画の力を信じることで作り上げることができたと思っています」と撮影を振り返っている。また、渡辺は「逮捕のシーンでは金子氏を演じる東出君の無防備な佇まいが実にリアルで、逮捕する側の僕が『不当逮捕の怖さ』を肌で感じてしまいました」、吉田は「撮影前、ご本人とお会いする機会をいただきました。『映画になることで、沢山の方が弟を知り、思い出し、話題にしてくれる、それが嬉しい』と話された言葉が印象的でした」、吹越は「証人尋問も、実際の裁判記録を元に構成しています。なのに、まるで映画の台本みたいな流れでした、笑。僕の演じた弁護士秋田真志さんがどれだけ優秀で魅力的な弁護士なのかが分かります」とそれぞれの役柄に関してコメントを残した。

また、本作のムビチケが12/23(金)発売されることも決定。金子が暗闇のなか、パソコンに向きあう開発者としての姿が写しだされたティザービジュアルでデザインされたカードが発表された。

天才開発者はなぜ、日本の国家組織と戦うことになったのか？開発者の未来と権利のために戦った男たちを描く、真実に基づいた物語にぜひ注目したい。