“ウェンズデー”役がドハマりのジェナ・オルテガ…ピラニア放流にチェロ演奏、クセ強ダンスに誰もが夢中に!
Netflixで配信中のオリジナルドラマシリーズ「ウェンズデー」(全8話)。ダークファンタジーの奇才、ティム・バートンが監督と製作総指揮を務める本作は、「アダムス・ファミリー」に登場する長女ウェンズデーを主人公にしたスピンオフの青春ミステリーだ。バートンの作家性と「アダムス・ファミリー」の世界観が見事にマッチした作品であることに加え、ウェンズデーの個性あふれるユニークなキャラクター像に病みつきになるファンが続出。ここでは、ウェンズデーを演じた注目の若手俳優、ジェナ・オルテガにフォーカスしながら、本作の魅力を紹介していきたい。
映画も大ヒットした「アダムス・ファミリー」
不気味なこと、邪悪なことを愛する風変わりな一家の物語、「アダムス・ファミリー」のオリジナルは、1930年代から雑誌「The New Yorker」に掲載されていた、チャールズ・アダムスによるマンガ。60年代にはテレビドラマ、70年代にはテレビアニメが制作され、90年代には『アダムス・ファミリー』(91)、『アダムス・ファミリー2』(93)と映画版も公開。さらに、2008年にはブロードウェイ・ミュージカル版がロングランを記録し、CGアニメーション映画『アダムス・ファミリー』(19)と『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』(21)もヒットするなど、時代を超えて様々な形で繰り返し描かれ続けてきた。
「ハリー・ポッター」シリーズを思わせる学園ミステリーな「ウェンズデー」
Netflixのドラマ「ウェンズデー」は、「ハリー・ポッター」シリーズを思い起こさせる全寮制の寄宿学校を舞台に、ティーンになって幻視能力を身につけたアダムス家の長女ウェンズデーが、小さな町で起こる連続殺人事件と超常現象の謎に挑むストーリー。キャストはウェンズデー役のオルテガのほか、ウェンズデーの母モーティシア役にキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、学園の校長ラリッサ役にドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のグウェンドリン・クリスティー。そして、かつて映画版『アダムス・ファミリー』でウェンズデーを演じたクリスティーナ・リッチが、学園の教師ソーンヒル役で出演していることもポイントだ。
ドラマの物語は、ウェンズデーが、弟パグズリー(アイザック・オルドネス)をいじめた男子学生たちが泳いでいるプールに狂暴なピラニアを放ち、退学になったところから始まる。ウェンズデーが転入することになったネヴァーモア学園は、両親の母校であり、ほかの環境ではなじめなかった個性的な子たちのほか、吸血鬼、人狼、セイレーン、ゴルゴンなど、人間社会では怪物といわれるマイノリティの種族も多く在籍する特殊な学校だ。謎のモンスターによる殺人事件を目撃したウェンズデーは独自の調査を始めるが、事件の背後には恐ろしい歴史が隠されていた…。
本作は2022年11月23日にNetflixで配信されるやいなや、1週間で3億4123万時間という驚異的な視聴時間を記録。Netflix史上、1週間で最も視聴された英語テレビシリーズとなり、世界83か国でNetflixのテレビ番組部門ランキング1位を獲得した。また、主演のオルテガのインスタグラムのフォロワー数は、配信開始からわずか10日間で1000万人以上も激増。現時点のフォロワーは3386万人(※2022年12月27日時点)と、増加の勢いはとどまることを知らず、本作の注目度の高さを物語っている。