ジェームズ・ガンの移籍、企画の白紙…新CEOで再起をかける2023年のDCユニバースはどうなる?
『ジョーカー』続編の撮影がスタート!レディー・ガガの出演で作風に変化も?
ガンとサフランによる新しいDCユニバースのラインナップは、2023年早々発表されるとしている。一方、すでに制作が進み公開待機中の作品もある。
2019年の『ジョーカー』の続編となる『Joker:Folie à Deux(原題)』の撮影は、現在行われている。トッド・フィリップス監督は自身のSNSで、再びジョーカーを演じるホアキン・フェニックスの写真を「撮影1日目」とキャプションをつけて投稿している。
髭を剃ってもらうジョーカーことアーサー(ホアキン・フェニックス)の姿を写した写真からは、前作同様ダークな世界観を感じさせる。今作では、ジョーカーのパートナーのハーレイ・クインへと変貌する精神科医役を、レディー・ガガが演じる。2人の出会いとラブストーリーが中心に描かれると思われ、レディー・ガガの参加から想像されるように、ミュージカルになるという報道もある。北米では2024年10月4日公開予定。
DCスタジオにとって大切なもう1本、『ザ・フラッシュ』は現在のところ2023年6月16日に北米公開が予定されている。今作の撮影中には、主演のエズラ・ミラーが数々の問題行為を起こし、なかには逮捕に至った事件もあった。それでもワーナーは再撮影を行い、すでにパート2の脚本開発に入っているという報道もある。まずはこの映画が無事に公開されるのを祈るばかりだ。
ジェームズ・ガンとピーター・サフランが率いる新生DCスタジオも、決して平坦な道を行くわけではない。DCユニバースの魅力的なキャラクターたちの世界をどう輝かせてくれるのか、手腕に期待が集まっている。
文/平井伊都子
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