有能なヤツ大歓迎!“ベンチャー・スピリット”の塊な信長は、戦国時代のイーロン・マスク!?「コテンラジオ」ヤンヤンが語り尽くす
「“天下は統一できる”ということをあとに続く人たちに知らしめた功績は大きい」
ヤンヤンは、信長が後進の武将たちにもたらしたものは戦績以上のものがあると言う。「日本を最初に統一した人ですからね。みんながなんとなく思い描いていた夢を目の前で実現させた人は、あとに続く人たちの世界への認識の形成に多大な影響を与えます。例えば、いまちょうど、世界初の飛行機パイロットであるライト兄弟について勉強しているんですが、人間は昔から『空を飛べたらなあ』という夢自体は持ち続けていた。ライト兄弟が実際に大衆の目の前で飛んで見せたことで、人々は『人間は本当に空を飛べるんだ!』『こうやって飛べばいいんだ!』といった観念を、実現可能な未来像として手に取るような感覚を得ることができたわけですよね。織田信長の場合もそれと同じです。信長自身が意識していたかはともかく“天下は統一できる”という前例をあとに続く人たちに知らしめた功績は、大きかったと思います」。
『レジェンド&バタフライ』公式サイトのWEBマガジン「レジェバタ公記」では、ヤンヤンの考察がさらに楽しめる。「織田信長がもし現代に生きていたらなにをすると思いますか?」という質問に対し、イーロン・マスクになぞらえて答える場面も!このインタビューの知識や想像を踏まえて『レジェンド&バタフライ』を観ると、映画が描く織田信長と濃姫の見え方も変わってくるかもしれない。いよいよ公開となった本作、スクリーンでめいっぱい堪能してほしい。
取材・文/イソガイマサト
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