『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』でアイドル的人気を博した子役が再フィーバー。キー・ホイ・クァンは“空白の期間”、なにしてた?
映画製作の道へと方向転換し、巨匠に師事
そうしてハリウッドでの俳優の道をあきらめ、南カリフォルニア大学の映画芸術学部で友人のグレッグ・ビショップの短編『Voodoo』(99)をプロデュースするなど、映画製作を学んだキー。卒業後は数々のスターを生んだ中国戯劇学院出身のアクション監督、ユン・ケイを訪ね、彼のアシスタントとしてハリウッド作品に携わることになる。
『X-MEN』(00)やジェット・リー主演の『ザ・ワン』(01)といった作品では、ユン・ケイのアシスタントを務めながらアクションコーディネーターやスタントも担当し、本格的なアクションの構築に一役買った。
さらにその後もウォン・カーウァイ監督の『2046』(04)では助監督を務めるなど、2002年の香港映画『Second Time Around(英題)』に出演したのを最後に、終始裏方に徹してきたキー。そんな彼は、アジア系キャストをメインに描いたハリウッド産ラブコメ『クレイジー・リッチ!』(18)の大成功にインスパイアされると、再び俳優業にチャレンジすることに。
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演技力にアクションまで実力を存分に発揮した映画『エブエブ』
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