ストリッパー経験を生かした圧倒的スキル!映画、テレビで見せたチャニング・テイタムのダンスと肉体美を振り返る
チャニング・テイタムのストリッパー経験を題材にした人気シリーズの第3作『マジック・マイク ラストダンス』が現在公開されている。「マジック・マイク」シリーズといえば、なんと言ってもテイタムのダンスが大きな見どころということで、ここでは本シリーズに加え、様々な場面でテイタムが披露してきたキレッキレのダンスを振り返っていきたい!
『ステップ・アップ』での身体能力を生かしたブレイクダンス
ダンスに情熱を注ぐ若者の姿を描いた出世作『ステップ・アップ』(06)。この作品でテイタムが扮したのは不良高校生のタイラー。ダンスの才能に恵まれてはいるものの問題ばかり起こしてしまう彼が、芸術学校に通うバレリーナ志望のヒロインと出会うことでダンスに本気で打ち込んでいく姿を、持ち前のダンススキルを生かして説得力抜群に演じている。
映画序盤では、地面を滑るようななめらかな足さばきから、車のボンネット上でバク宙するアクロバティックな大技まで華麗なブレイクダンスを披露。ノーラ(ジェナ・ディーワン)のダンスパートナーとして挑んだラストの発表会では、バレエの動きを取り込んだ優雅さが加わったダンスでタイラーの成長を表現してみせた。
続編『ステップ・アップ2:ザ・ストリート』(08)にも同役でカメオ的に出演しており、本作の主人公であるアンディ(ブリアナ・エヴィガン)とのダンスバトルシーンでは、会場の地面に埋め込まれたトランポリンを利用した宙返りや会場のポールにぶら下がり、そのまま着ていたスウェットを脱ぐという離れ業など、躍動感のある動きで存在感を発揮した。
映画のためなら高難度なタップダンスも習得!
ダンスを題材としていない映画でもたびたびダンスを披露し、スクリーンで輝きを放ってきたテイタム。『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17)では、悪党が世に放ったウイルスに感染したことで“ダンス症”にかかってしまったアメリカのエージェント、テキーラに扮し、まるで人形を踊らせているかのようなコミカルな動きで笑いを誘った。
また、コーエン兄弟監督が1950年代のハリウッドのスタジオを描いた『ヘイル、シーザー!』(16)では、ミュージカルスター役を演じ、酒場のセットの中、テーブルや椅子など様々な場所を利用しながらタップダンスに挑戦。ダンスを習得するためにジーン・ケリーとフレッド・アステアの映像をYouTubeで見尽くしたそうで、努力で習得した足さばきはお見事だ。
ビヨンセとも共演!バラエティやMVで見せたキレッキレダンス
ナイスガイな性格のテイタムは、バラエティ番組をはじめとする数々のコンテンツに出演した際に出し惜しみせずノリノリなダンスを披露している。例えば、「Vanity Fair」のYouTubeではロボットダンスからフラ、ヴォーギングまで30秒で7つの異なるタイプのダンスを踊ってみせた。
トークバラエティ「ジミー・キンメル・ライブ!」のゲストホストを務めた際には、メイクをしてから舞台に上がるまでの様子を、ダンスを交えながら再現するというド派手な演出で登場。さらにピンクの「Beautiful Trauma」のミュージックビデオでも、60年代風の振り付けをキレのある動きで披露した。
そのなかでも一際インパクト抜群なのが「リップシンクバトル」でのステージだ。この番組はセレブたちが、口パクパフォーマンスバトルをするというもの。テイタムは当時の妻ジェナ・ディーワンとの対決でビヨンセの「Run the World (Girls)」をカバーした。
MVのビヨンセのファッションで登場すると、胸を震わせたり、股を素早く開閉したりと色気ダダ漏れのムーブを披露。最後にはビヨンセ本人が登場し大盛り上がりのなか、彼女と肩を並べながら堂々としたダンスで魅了した。