ネコが大活躍のアニメ映画4選!ジブリ作品から『長ぐつをはいたネコと9つの命』まで
帰ってきたレジェンドネコが大冒険!『長ぐつをはいたネコと9つの命』
最後に紹介するのは、ユニバーサル・スタジオ×ドリームワークスが贈る『長ぐつをはいたネコと9つの命』だ。本作では、レジェンド剣士としての看板を下ろして“家ネコ”となったプスの新たな活躍が描かれていく。
長ぐつをはいたお尋ね者の賞金首ネコのプス。剣を片手に数々の冒険をし、恋もしたプスだったが、気が付いたら9つあった命はラスト1つに。急に怖くなって家ネコになる決意をしたものの、敵の急襲によって平和な生活が壊されてしまう。そんなとき、どんな願い事も叶う“願い星”の存在を聞き、再奮起。命のストックを増やすため、プスは前途多難で危険な大冒険へと出発することに。
本作の注目ポイントは、なんといっても絵本のようなタッチで表現される独特のデザイン。CGアニメブームを牽引した「シュレック」シリーズとは異なるアプローチでファンタジックな世界観を創りだし、キャラクターたちの表情やアクション、さらにはモフモフした毛並みまで魅力的に表現している。
アメリカでは公開されるや批評家からも絶賛を獲得。前作を上回る興行収入を記録し、全世界興収4億6000万ドルを突破しただけでなく、第80回ゴールデン・グローブ賞や第50回アニー賞、そして第95回アカデミー賞長編アニメーション賞にもノミネートされるなど、興行、批評の両面で成功を収めた。
声の出演には前作に引き続きアントニオ・バンデラスとサルマ・ハエックに加え、新たにオリヴィア・コールマンやフローレンス・ピューも参戦。また日本語吹替え版ではプスの声を山本耕史が担当し、キティ役に土屋アンナ、ゴルディ役に中川翔子、ワンコ役に小関裕太、ベイビー・ベア役に木村昴、ウルフ役に津田健次郎と豪華なキャストが集結。
映画の公開に先駆けて一挙に解禁された場面写真には、とある事情でヒゲを長く蓄えて家ネコと化したプスの貴重な姿も収められている。はたして本作ではプスにどんな大冒険が待ち受けているのか。キレッキレでモフモフなプスと仲間たちの活躍を、是非とも劇場の大きなスクリーンでお楽しみあれ。
文/久保田 和馬