【ネタバレあり】グローグーの出番激減!?それでもすごい展開に!「マンダロリアン」シーズン3第3話をレビュー
「スター・ウォーズ」の実写オリジナルシリーズとしてシーズン1&2が配信され、一躍人気を博した「マンダロリアン」。そのシーズン3がディズニープラスで独占配信中。MOVIE WALKER PRESSでは、本作の魅力をレビュー連載で徹底ガイド。今回は、物語が大きく動き始めた第3話「チャプター19 改心」のレビューをネタバレありでお届けする!
※以降、ストーリーの核心に触れる記述を含みます。未見の方はご注意ください。
これまでの「マンダロリアン」と異なる展開、予想を超えるストーリーに!
寄る辺ないオヤジとかわいすぎる子どもの銀河宇宙を舞台にしたアドベンチャー・ロードムービー。
そんなノリで始まり、絶大な人気を博している「マンダロリアン」。シーズン1、シーズン2と回を重ね、銀河宇宙の隅々を旅をし、様々な人間やエイリアンたちと出会ってきた“寄る辺ないオヤジ”ことディン・ジャリン(ペドロ・パスカル)と“かわいすぎる子ども”ことグローグーなのだが、シーズン3を迎えて、これまでとは異なる展開、予想を超えるストーリーになりそうな予感がしてきてしまった。
第1話からの流れでは、ディン・ジャリンが正しいマンダロリアン、“チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ”に復帰するため、マンダロア星の鉱山の泉で沐浴をすることが目標となり、これがシーズン3のメインの大冒険になると思っていた。ところが、それは第2話で意外なほど簡単にクリア。では、残りの6話でなにをするのか?その答えがこの第3話で見えてきたように思うのだ。
というのも今回、マンダロア人のボ=カターン(ケイティー・サッコフ)に助けられ、沐浴を果たしたディン・ジャリンが彼女の船で帰路に着く途中、帝国軍残党のタイ・インターセプターの追撃を受ける(このドッグファイトは大迫力!)。ボ=カターンは身に覚えがあるとはいえ、その敵機の数は多すぎで、しかもボ=カターンの居城まで破壊されてしまう。
もうここで、ファンは「いやな予感がする」状態になる。
さらに驚くことに舞台はコルサントへと移り、モフ=ギデオンのもとでクローンの研究をしていたペン・パーシング博士(オミッド・アブタヒ)が登場する。同じくモフ=ギデオンの冷酷な部下だった女性将校(のちに名前がイライア・ケインと判明/ケイティ・M・オブライアン)も出てきて、新共和国の一員として再教育を受けている。彼らはアムネスティ(恩赦)士官や科学者として数字で呼ばれている。また、パーシング博士が帝国の技術の再利用を提案しても却下され、自分が人生をかけたクローンの研究ももちろん禁止される。私たちが知っているこれまでの新共和国のイメージとは異なる厳しい規制や息苦しさがある。