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【ネタバレあり】グローグーをジェダイ聖堂から連れ出した人物が明らかに!「マンダロリアン」シーズン3第4話レビュー

コラム

【ネタバレあり】グローグーをジェダイ聖堂から連れ出した人物が明らかに!「マンダロリアン」シーズン3第4話レビュー

グローグーを救ったのはまさかの人物だった!

マンダロリアンのアーマー職人であるアーマラー
マンダロリアンのアーマー職人であるアーマラー[c]2023 Lucasfilm Ltd.

一方、ラグナー救出作戦中、グローグーはアーマラー(エミリー・スワロー)と一緒にお留守番。そこで過去のある出来事を思い出す。ここでなんと、「誰がオーダー66からグローグーを救ったか」が明かされるのだ!オーダー66とは、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)で描かれた、シスの暗黒卿によるジェダイの大粛清のこと。「マンダロリアン」シーズン2第5話において、グローグーはこの惨事から救出されたと語られたが、「では一体誰が?」までは言及されず、SWファンの間で様々な推測を呼んでいたのだ。で、その人の名はカレラン・ベク。演じるのはアーメド・ベスト。そう、あの悪名高きジャー・ジャー・ビンクスの中の人である。

惑星ナブーのグンガン族で、エピソード1で初登場したジャー・ジャー・ビンクス
惑星ナブーのグンガン族で、エピソード1で初登場したジャー・ジャー・ビンクス[c]2023 Lucasfilm Ltd.『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』ディズニープラスで配信中

ジャー・ジャー・ビンクス役を演じ、一部のファンからバッシングも受けたことがあるアーメド・ベスト
ジャー・ジャー・ビンクス役を演じ、一部のファンからバッシングも受けたことがあるアーメド・ベスト[c]SPLASH/AFLO

カレラン・ベクは、StarWarsKids.comの子ども向けゲームショー番組「スター・ウォーズ:ジェダイ・テンプル・チャレンジ」で司会進行を務めたジェダイ・マスターで、これまた相当コアなSWファンでもない限り「あなた誰?」なのであるが、意外にもこの人、めっぽう強くて、青と緑のライトセーバー二刀流でバシバシ敵の銃弾を避け、押し寄せるトルーパーをばったばったとなぎ倒しての大活躍。とにかくカッコイイのだ。にしても『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99)において絶不評を買って以降、ほぼ存在を抹消されたジャー・ジャー・ビンクスの俳優を、こんな形で復活させるとは心憎い。フィローニのドヤ顔が目に浮かぶようである。

「スター・ウォーズ:ジェダイ・テンプル・チャレンジ」に登場するジェダイ・マスターのカレラン・ベク
「スター・ウォーズ:ジェダイ・テンプル・チャレンジ」に登場するジェダイ・マスターのカレラン・ベクウェブサイト「StarWarsKids.com」のスクリーンショット

そんなわけで、怪鳥にさらわれた子どもも無事生還して大団円。ついでに怪鳥のひな3羽まで捕獲しているから驚く(飼うのだろうか)。そして、この度のお手柄ですっかり一族に気に入られたボ=カターンが、アーマラ―に明かす。「私は見た、ミソソーを」と。第2話で泉の底にいた、あの巨大生物だ。ミソソーはマンダロリアン一族に伝わる伝説の怪獣で、太古、マンダロア・ザ・グレートはこれを手懐け、ジェダイとも対等に渡り合ったという。その逸話から全マンダロリアンの象徴として扱われているが、あくまで空想上の生き物とされている。

救出作戦で功績を上げ、一族にすっかり気に入られたボ=カターン
救出作戦で功績を上げ、一族にすっかり気に入られたボ=カターン[c]2023 Lucasfilm Ltd.


だが、ここまで来るとどう考えたって今後ミソソーが太古の眠りから目覚め大暴れする展開しか考えられない。今シーズンはとことんモンスター推しなようだ(そういえば第2話に登場した獣人アラマイトも、『タイム・マシン』のモーロックみたいでいい味を出していた)。なにやらとんでもないスケールになってきたが、残り4話、さらなる冒険と衝撃の展開に期待したいところだ…と、ここまで書いて、本稿に主人公ディン・ジャリンの話題がほとんど出てきていないことに気がついた。ラグナーを見事に救ったものの、次回はもっとマンドーの活躍が見たい!

次回こそマンドーは活躍する?
次回こそマンドーは活躍する?[c]2023 Lucasfilm Ltd.

文/西川亮

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