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ファムケ・ヤンセンが明かす、『ザ・グリード』『X-MEN』から『聖闘士星矢』まで役作りの秘密

インタビュー

ファムケ・ヤンセンが明かす、『ザ・グリード』『X-MEN』から『聖闘士星矢』まで役作りの秘密

「『X-MEN』は、出演するまで知らなかったです(笑)」

日本のみならず世界中で愛されている『聖闘士星矢』のストーリーにも美しさを感じたというヤンセン。「星矢が自身の運命を知り、将来の可能性を考えながら立ち向かっていく。とても美しいストーリーだと感じると同時に、とても難しいことに挑んでいると思いました」と話し、「星矢だけでなく、いまを生きる私たちにも通じることですよね」と優しく微笑む。

【写真を見る】 58歳のいまもスタイル抜群!ファムケ・ヤンセンの最新フォト
【写真を見る】 58歳のいまもスタイル抜群!ファムケ・ヤンセンの最新フォト撮影/興梠真穂

純文学を好んで読むというヤンセンは、オファーがあるまで「聖闘士星矢」を知らなかったそうだが、「『X-MEN』も出演までは知らなかったですよ(笑)。演じる機会を得て、興味深い物語に触れることができたのは非常に光栄でしたし、この仕事の醍醐味です」と新たな物語との出会いを喜んでいる様子。本作や「X-MEN」のような人気原作の実写作品への出演について尋ねると、特別なプレッシャーは感じていないという。「特に今回演じたグラードは、オリジナルのキャラクターです。原作ファンが頭に描いているイメージがないので、キャラクターを作るうえでの自由があったと思います」とニッコリ。

 新田とは「アメリカでの生活」についておしゃべりしていたそう
新田とは「アメリカでの生活」についておしゃべりしていたそう[c]2023 TOEI ANIMATION CO., Ltd. All Rights Reserved

映画オリジナルであるからこそ、原作ファンはなおのこと注目するのではないかと問いかけると、「原作のある作品では、自分のキャラクターが以前どのように描かれていたのかには囚われないようにしています。あまりにも意識してしまうと、自分が作ろうと思っているキャラクターがユニークではなくなってしまうからです。グラードを演じるうえでは、母親なのに娘を抹殺しなければならないという複雑な状況と心境を演じることに集中しました」と原作のある作品における、自身のアプローチを明かした。

主演の新田について、「すごく献身的に星矢の役にのめり込んでいました。毎日トレーニングをして、この仕事に一生懸命打ち込んでいるという印象を受けました」と語ったヤンセン。「一緒のシーンはほとんどなかったけれど、撮影の合間に雑談をする機会はありました。彼はアメリカ育ちで英語も堪能、私はオランダ育ちでいまはアメリカに住んでいます。アメリカでの生活についてのお喋りはたくさんしました」と現場での新田とのやりとりにも触れた。シエナ役のアイズマンとのシーンについては、「本作のようなアクション映画のなかで、感情的なシーンをよい形で盛り込めたことをとても誇りに思っています」と胸を張る。

人気原作の実写作品での役へのアプローチにも触れた
人気原作の実写作品での役へのアプローチにも触れた撮影/興梠真穂

007/ゴールデンアイ』(95)、『サウンド・オブ・サイレンス』(01)に続き、3度目の共演となるビーンについては、「『007』では同じシーンがなくて、『サウンド・オブ・サイレンス』では電話越しでの共演でした。過去2作での共演シーンは少なかったけれど、同じ映画に出演していたことは本作でプラスに働いていると思います。なにより、彼がすばらしい役者であることはよく分かっているので」と笑顔を浮かべた。


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