ホグワーツ魔法魔術学校の「大広間」がお披露目!「映画に入ったような気分」地元の小学生たちも大興奮
映画「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」シリーズの舞台裏を探索できる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が6月16日(金)に東京都練馬区にオープンする。その一般公開に先駆け、「ハリー・ポッター」シリーズを代表する撮影場所の一つである「大広間」のセットが公開された。
同施設では、映画でも人気のホグワーツの大広間をはじめ、ダイアゴン横丁、9と3/4線などのセットへ実際に足を踏み入れられるほか、ここでしか見られない独自のセットも見ることができる。園内ではほうきに乗ったり、ホグワーツの肖像画になったりと、楽しいアクティビティも盛りだくさんに用意。また、世界最大のバタービールバーでは魔法使いの飲み物であるバタービールを飲めるし、カフェでは英国風の食事やアンブリッジにインスパイアされたアフタヌーンティーも楽しめる。
今回、お披露目された大広間は、ハリー・ポッターでもっとも印象的な場所の一つで、10年間にわたる撮影を通して、祝宴の数々やクリスマス・ダンスパーティ、魔法対決など、数々のシーンの舞台となってきた。セットを設計するにあたり、美術監督のスチュアート・クレイグは、伝統的な英国建築の影響を取り入れたと言う。石畳の床や細長い窓、木製の羽目板の壁は、英国オックスフォード大学のクライスト・チャーチ・カレッジからインスピレーションを得たとか。
実在の建物からの影響を受けながらも大広間には、たくさんのキャンドルが宙に浮かぶ天井をはじめとするさまざまな魔法が再現されている。撮影時には本物の炎を使ってこれを実現したそうだが、キャンドルをつったワイヤーの1本に火がついたため、安全上の理由からこれらは視覚効果に置き換えられたそうだ。
また、『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)の祝宴では、調理されたばかりのリアルな食事が用意された。しかし、いやな臭いを避けるために、1日に最低2回は肉を取り替える必要があったため、2作目以降は樹脂を流し込んで作ったフードサンプルに変更されたとか。このセットは、英国でオリジナルの映画制作者たちによって丹念に作られた後、東京の新たな施設に慎重に輸送された。
小道具チームを率いるピエール・ボハナは「ハリーの組分け儀式からホグワーツの戦いまで、大広間は映画シリーズで非常に重要な役割を担っており、この象徴的なセットをワーナー・ブラザース スタジオツアー東京のために制作するのは喜びでした。ファンの皆さんが、あの扉を通って自分の目で魔法を見ることができるというのは、すばらしいことです」とコメントしている。
そしてハリー、 ロン、ハーマイオニーがホグワーツ魔法魔術学校に入学した“11歳”の年齢にちなみ、地元練馬区の「ハリー・ポッター」ファンである11歳の子どもたちをこの日に招待。子どもたちは、セット制作の裏側などに触れ、「大広間」の魔法をいち早く体験した。