映画を“鑑賞した"ビールってどんな味?劇場限定「銀幕麦酒」「Film can」を編集部員が実食レビュー
定番であるポップコーンやチュロスはもちろんのこと、最近ではクラフトコーラなどその劇場限定の商品を提供するミニシアターや、ロビーにカフェやダイナーを併設する劇場が増えるなど、充実の一途を辿る映画館グルメ。
そんななか、国内8か所にあるテアトルシネマグループ劇場と、東京テアトル株式会社が運営するアップリンク京都で販売しているがオリジナルクラフトビール「銀幕麦酒」とバウムクーヘン入りフィルム缶「Film can」。映画鑑賞のお供にも、ちょっとしたお土産にもぴったりのおしゃれなデザインで、早くも映画ファンの間で話題を集めているこの新たな映画館グルメを、MOVIE WALKER PRESS編集部員が試食してみた!
映画を鑑賞したビール?レトロな雰囲気ただようデザインも魅力
まずはテアトルシネマグループ限定のオリジナルクラフトビール「銀幕麦酒」からご紹介しよう。レトロな雰囲気のラベルには、テアトルシネマグループの劇場が軒を連ねた1950年代の渋谷区道玄坂の“百軒店”の写真がプリントされている。左側にあるのが「テアトルハイツ」、右側には「テアトル渋谷」があり、奥には「テアトルSS」の建物が。3劇場とも1960年代後半から1970年代にかけて閉館してしまい、現在のこの通りには映画館が賑わっていた面影もない。近くの「ヒューマントラストシネマ渋谷」で映画を観た帰りに道玄坂まで足を運び、当時に思いを馳せてみるのもいいだろう。
「インディア・ペールエール(IPA)」と呼ばれる、ホップを多く使用して作られる種類のビールである「銀幕麦酒」には、3種類のモルトと4種類のホップが使用がされているという。栓を開けた瞬間から華やかな香りがただよい、グラスに注ぐことで一気にその香りに包まれる。
一口飲むとフルーティな風味が口いっぱいに広がり、その後ゆっくりと幸福な苦味を感じることができる。まとまりのあるクリアな後味だが、飲みごたえもしっかり。クセが強すぎず最初の口当たりもとても良いので、テアトルシネマグループのコンセッション「テアトルカフェ」で売っているホットドッグやポップコーンとの相性も抜群だ。
実はこの「銀幕麦酒」、銀幕の世界により深く酔いしれていただけるようにと、「クラシック音楽を聴かせたワイン」ならぬ「映画を鑑賞したビール」なのだとか。各劇場の一押し作品を鑑賞しているらしく、なんの映画を観たビールなのか気になるところ。作品によってのどごしは変わるのだろうか…。何本か飲み比べしてみるのもおもしろそうだ。
販売価格:950円(税込)
販売劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、テアトル新宿、
シネ・リーブル池袋、キネカ大森、新所沢レッツシネパーク、シネ・リーブル梅田、
シネ・リーブル神戸、アップリンク京都
Film can
販売価格:1,700円(税込)
販売劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、テアトル新宿、
シネ・リーブル池袋、キネカ大森、新所沢レッツシネパーク、シネ・リーブル梅田、
シネ・リーブル神戸、アップリンク京都
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